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一生羊水にでも入ってろ!

作者: にっくきニック

結構僕のまわりにいる人たちは優しいんですよ。意外に思われるかもしれませんが。うわあああ! みんな聖母マリア様だああああ! って感じで。感謝してもしきれないくらいです。ホンマに。


そう言いつつも、感謝ってなんだっけって思ったりするんです。よくわからなくなるわけですね。いろいろ。それを忘れちゃうと、自分の中にある悪魔が、私というロボットを操縦し始めるのです。「お前はつまらないやつだな、裸足で登山でもしておけ!」とか、「ふざけんじゃねーよ。一生羊水にでも入ってろ!」とか。


まあ、そう思うだけで口には出しませんよ。さすがの悪魔君も理性というのは持ち合わせているようで。つまり表面上には出しはしないけど、悪魔がいるときといないときがいるということです。…………天使は、なんというか、いなくって。似たやつはいるんですけど。こんにゃろ! 嬉しいじゃねぇか、こんにゃろ! って言うやつ。名前は知らないけど。


そうなんです。結構僕のまわりには優しい人が多いんです。自分もそれで助かってます。ホンマに。…………助かってる? いや、まあ。そうか。嬉しいですよ。感謝しかないです。サンキューサンキューです。いや、ホンマに。


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