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ヘタレ野郎の異世界漢道  作者: フルチューン軽自動車
1/1

ヘタレでもなんでも、筋だけは真っ直ぐ突き通す!!

初心者です。

中二病全開フルスロットルで頑張ります。

河川敷にて、2人の男が向かい会っている。

1人のいかにもタチの悪そうな男の後ろには2人の友人と捕らえられるカタチになっている1人の少女。

もう1人の屈強な体躯をした男の後ろには誰もいない


人数から見ると屈強な男が負けているように見えるが

その肉体を見るに3人がかりで袋叩きにされようとも

3人とも返り討ちにできるだろうと推測できる。


と、急にタチの悪そうな男が殴りかかる、、、

だが当然のごとく返り討ちにあう

しかしなぜか屈強な男はそれ以上は反撃をしない、、

そうしたやり取りがいくらか続いた後に

タチの悪い男の顔面をたまたま屈強な男の右ストレートが撃ち抜いた、

それとともに殴られた方はありえない速度で6〜7メートル後ろへ吹っ飛ぶ。


圧倒的な力量の差を見せつけられ諦めるかと

思いきや、タチの悪い男は懐から折り畳みにしては大きなナイフを取り出す。

そして真っ直ぐに走り出し屈強な男の腹めがけ、、、



屈強な男、山崎龍二は誰もが認める生粋のヘタレであった。

気がつけば小学生の頃にはすでに

道を歩けば人目が怖い

色恋沙汰では女子が怖い

喧嘩なんてもってのほかであった。


だが彼にも一つ憧れがあった、

それは、誰よりもかっこよく・誰よりも強く・惚れた女の為に喧嘩でもなんでもこなす、

ヤクザ映画の主人公、、、


その憧れに近づくために彼、山崎は毎日筋トレにランニング、柔軟体操を小学生時代から高2になる現在まで続けてきたのである。

このトレーニングの効果は凄まじく中3になるころには、なぜか髪の毛は角刈りになってしまう癖がつき、体の筋肉は異常な発達をとげ

学校、町内、県、そして日本中探したところで同学年もしくは少し歳上程度では山崎に筋力や運動能力で勝るものはいないと噂されるほどとなるのであった。


だがヘタレである。

どんなに強くあってもヘタレである。

これはどうしようもない事である。

中学の頃は周りが優しかったことと、

山崎を完全に化け物として警戒していたため虐められることはなかった。

高校に入学してからは、

ヘタレであると不良にバレて物静かな化け物からパシリに素早くシフトチェンジしたのである。

そんなパシリ生活を2年も続けた山崎は素晴らしく暗い暗い学生時代を過ごすことになる。


しかし山崎も思春期である。

好きな女子もできた、名を天野照子という。

そしてこの女子、天野は成績優秀、容姿端麗、いい家柄という完璧少女なわけだが山崎をパシリに使っている不良のリーダー格にストーカーされるという、

山崎が助けさえすれば完全に美味しく頂けるポジションに位置している。不思議な存在である。


ある日、パシリから解放され山崎が帰宅途中の河川敷で1人の少女が不良に絡まれている、、いや不良に求愛されているのを目にした、

その人物が先ほどのストーカーと天野というベストなタイミング、ここで山崎が助ければ完全にラブコメルート真っしぐらであった。

だがヘタレである。

どうしようもないヘタレは悩んだ、悩んだ、悩んで悩んで悩んで悩んでいたら、

ヘタレの体は不良の前にあった。

いや、悩み考える前に体が動いたのだ、

そして前の展開へ戻るわけだが、、、


「ーーーッ!」

腹が熱い、まるで熱した鉄棒で抉られているような痛みが全身を駆け巡るとともに声にもならない悲鳴をあげる。

そして自分の腹に目をやると不良の手にあったはずのナイフがそこに突きたっていた、それと同時に少し離れたところで顔の原型が有るのかすらわからなくなった不良が倒れていた。

理解した、ナイフが見えたときとっさに出した拳が不良の顔を捕らえたのだろうと、そして不良の突き出したナイフは自分の腹に、、、、

頭が回らなくなってきた、

視界が白みがかってきてぼやける、

ぼやけた視界に可愛らしい少女が見えた。

「ーーーーーでっ」


「死なないで!」

あぁ、面識が会ってないような僕に対して彼女はなんて優しいのだろう。

そう心から思ったところで山崎の意識は一気に遠のいていった。















読んでくださりありがとうございます。

今後の参考にしたいので宜しければ感想をお願いします。

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