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「それで、俺は何をすれば良いんだ?
その魔法少女達を鍛えれば良いのか?
それとも、元いた世界と同じく古神共を狩れば良いのか?」
呆れつつも、俺の役割を神に問いただす。
「好きに生きれば善い。儂等が依頼した危険な古神共は主が倒したでな・・・後は儂等でどうとでも出来るレベルのエルダー共しか居らんからのぅ・・・長期休暇とでも思って異世界生活を満喫せい。お主をどうこう出来るレベルの侵略者共は居らんでのぅ・・・」
どうやら俺が戦って倒してきた古神共は、この神が危険視した邪神達であったらしい。依頼人が神だったとは、世も末だ。
取り敢えず、神がやって欲しい事はこれから向かう世界では無いらしい。
が、「予定は未定で決定では無い。」という言葉がある。
神の言葉を鵜呑みにするのは、危険だろうと心の片隅に記しておくことにする。
(職業病じゃな?こやつの用心深さは・・・そうさせたのは儂等じゃからのぅ。運命とは皮肉なものじゃわぃ)