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02 デアイ

2話です!!


……やっっば。可愛い……女性耐性が無い僕にはこの可愛さは眩しい。


この距離からでも感じる香水のいい匂いキラキラする位の艶髪数時間かけて巻いたであろう、くるくる巻の巻き髪そして、絶対高額な美容院で染めて貰ったであろう現実では有り得ないって位2次元っぽい髪色である銀の髪。


スラッとした彼女の身体はただ細いだけではなくムチッとするべき所はムチッとしたメリハリのある肉付きの良い体。


素晴らしい理想の身体であった、僕なんかが点を付けるのはもちろん大変失礼な事だとは分かっているが分かっている上で、得点を付けるのであれば、『120点』満点オーバーを勝手に付けさせてもらおう。これは陽キャグループの頂点に君臨するのも頷ける。


(……ってピンチなのに僕何考えてんだ。女の子に飢えすぎだろ僕……うああ)

そう、彼は今陽キャ達の口論に巻き込まれている真っ最中であった。


「で? どうなの!? 久野さん!!」


「勿論僕が正論ですよね?」


大村、響木が久野さんにしつこく質問する。


「ええと……その……」


(くぅ……困ってる顔もめっちゃかわいいって、この女の子存在が犯罪だろ!?)


(僕が陰キャじゃなかったら今すぐおいコラ、カス共久野さん困ってるじゃんぶっ飛ばすぞって助けてあげたぃいい……無理だけど)

チキンで陰キャの鹿芽にそれは無理であった。


「はぁ……めんど、何その口論……中学生かよお前ら」


「え、」

「え?」


「ヒョッ!?」


弱々しい態度をして困惑していた如何にも乙女って様子だった久野さんの態度が豹変し陽キャ達を見下す様な目で悪態をつき始める。


「ダルっ……勝手にやってろよホント、男ってそう言うクッソ下らないプライドのぶつけ合い好きだよね、」


「んで何? その()()()()()闘いに私も巻き込むつもり? くそめんど」

豹変し口を開いた久野さんの言葉はまさにマシンガンの様に陽キャ達の心をぶち抜き正論の弾丸で粉々に奴らの心を破壊する。


『ぐ、っぐあああああああ!!!!』


『ふっ、ふぐああ!!!!』


「かっ、カッケェ……」

久野さんのその姿に僕の心は素直にときめいてしまう。


久野さんはストレスが溜まって居たのかもしくはスイッチが入ったのか、本人では無いからその心根は分からないがまた口を開き、メンタルが破壊された陽キャ達に死体撃ちと言わんばかりに、言葉のナイフを畳み掛ける。


「こっちが黙ってりゃアンタら私を好き放題巻き込みやがってこの一週間私がどれだけストレス貯めたか分かんねぇだろ? 自覚ないようだか私が親切心でアンタらの直すべき点を言ってやるわよ」


「まず、大村くん。私、アンタにお願いされた友達になってにれって件、アレ了承してないから。急に距離詰めてきて毎回イツメンみたいに扱うのウザったいんだけどその辺アンタ自覚してる? 大学生になった今をキッカケにそこ直したら?」


『うがぁああ……たっ……確かに……ここは俺のいいとこであり悪いところっぐっ、ぐあっ……』

言葉の銃弾で貫かれ破壊された大村の心を久野さんがオーバーキルする。


__まさに言葉の死体撃ち。


「んで、えーっとなんだっけ名前。あぁ、響木くんアンタは出しゃばり過ぎ。幾ら顔がいいからって調子乗りすぎでしょ……? 良いとこもぎ取ろうとしてるのが見え見えもっとスマートにやりな? したらもっとモテるでしょ。私がアンタに言いたいのはそんだけ。『顔が良いだけの無個性人間くん』」


「あっ……ありがとうございます……ぐっグハッ!!」

そんなに悪くない僕を助けようとしてくれた響木君も巻き込まれ精神に大きなダメージを受ける。


「そ・し・て……最後は眼鏡のパッとしないアンタ」


『ヒッ!!』

久野さんに指名され、背筋が一瞬で凍った。

(ひぇー〜久野さん完全になんかスイッチ入っちゃってるよぉ……ヤバい……次は僕に絶対なんかいってくるぞコレ)


(くっ、来る!!)

カードゲームで例えると予期しなかった誘発カードが手札から、飛んでくる様な恐怖感を全身で実感する。


豹変した久野を前に鹿芽はビクッと身体を震わせ目を閉じる。


鹿芽の方いる方へ久野が足を運び徐々に彼女が距離を詰めてくる。



__ビシっ!!


久野さんが僕の眼鏡に触れそうな距離で指を僕の目の前に刺してくる。


「アンタは……えーと名前なんて言ったかしら?」


指さしたのはいいが、肝心な彼の名前が分からず、そのさしたばかりの指を唇に宛てがい数秒間考え込むアリサ。


「あわわ!! 初めましてえっと……えっと……鹿芽……鹿芽晃也です……」

プルプルと震えながら久野さんへ聞かれた自分の名前をフルネームで告げた。


「私達、今日が初めましてよね?」


「で、ですね……ふひひ……はは」


「うん、そうよね」


「え、ええ……」


久野さんが急に黙りなにかを真剣に考え込む。


_受講室に変な空気が漂う、気まずい……。

幸い皆、受講室から外に出払っており、この一件を観ている人は余りいなかった。


久野さんの口元をみると1人でごにゃごにゃとなんか言っている。


少し考え込んだ後、久野さんは、再び口を開いた。


__ニコッ。

久野さんの態度はまた豹変し、少女漫画やアニメのお姫様の様なキラキラした笑顔を見せる。





「……へ?」




「初めまして鹿芽さん私はアリサ。久野アリサよ、ええと名前は漢字を使わないでアリサってカタカナで書くの変わってるでしょ。ふふ」


「えっと……どちら様?……ですか」

陰キャの僕もスマートにこう返しちゃうくらいには人格が豹変した久野さんに僕は困惑が止まらなかった__


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