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緑のアイツ

 聞いてください。起きたら自分の部屋じゃ無いんです。目覚めたら周りは木、木、木。森の中じゃありませんか。何がどうなった?ん〜分からん。布団の中にいたのに何にも無い。あるのはスマホだけ。確認するも圏外。ん?俺の手ちっちゃくね?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


は?どうした俺の身体。全体的にサイズダウンしと

る。サイズ的に小学校6年くらいか?しかも服とは言えないボロ切れ纏ってる。ちょっと落ち着け俺のマイハート。

 コレって・・・まさか・・・あの・・・


「異世界に転生しちゃった?」


 いやいや、トラックにぶつかってもいないし、知らない空間で神様っぽい人に会ってもないし。確かにブラック企業で社畜だったから過労死の線はワンチャンあるか・・・


「さて、どうするかだが・・・。」


 ん?何か物音がする。近づいてる?熊や狼の類だ

ったらマズい。


「とりあえず行動。身を隠そう。」


 音の反対側にある木に隠れ息を潜める。付近で物音が止まったためそっと様子を覗いて見た。


「多分アレも異世界の定番生物だよなぁ。」


そう!アレです。ちっさい緑色。臭そうな腰蓑巻いて木の棒持ってるやつ!


「どっから見てもゴブリンってヤツだよなぁ。」


 吐息混じりの小さな声でつぶやいてみた。

しかも3匹。自分の状況も分からんのに、出会ったら死が確定しちゃう。戦うのは無理ゲーです。

 静かに息を殺して、うるさい心臓を鎮める事に全集中。ゴブリン達はキョロキョロと辺りを見渡し、何やらゴブゴブ騒ぎながら引き返していく様だ。


「ふぃー焦ったー。まさにファンタジーですな。」


        パキッ!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


これも定番なやつではないだろうか。やっちまったってやつですか?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ん?俺は一歩も動いて無い。足元見たが枝なんてもんは無い。ではこの音はどこから?

 後ろをゆっくりと振り向く・・・






       ゴブリンやんか





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