仲間たち
「フハハハ!オレに勝てるやついるかぁ! いるなら今からかかってこーいっ!」
「ハァハァ……こいつぁやべぇ、怪物だぜ……」
自信満々の表情で槍を練たちに向ける、闘争心をむき出しにし心が熱く燃える。
一方で金髪の不良のような男は息切れしながら膝をつく、しかし、こちらも表情は自信に満ちている。
本来戦闘はしていないはずだがどういうわけかHPゲージが減っている。
「ショウタッ!」
「おぉー! レンっ!」
「このゲームめっちゃすげぇ!なんか……現実みてぇ!」
「HPゲージ……減ってる……なんで……?」
泣き止みそうな楓がしゃっくり混じりに話しかける。
翔汰は歯をむき出しにして笑顔でその出来事を語る。
「なんかわかんねぇけど、オレと戦いてぇってやつがやたら多くて……しかもガラが悪いようなやつ」
「全部相手にしたらこうなったぜっ!」
周りの人間が驚愕する、特にリオには深い衝撃と関心を与えたようだ。
しかもそれを自慢げに語るような雰囲気もなく当たり前に語る。
彼の怪物っぷり、その片鱗を見せていた。
「それで……全部勝ったのかい?」
蓮がさらに疑問をぶつける。
翔汰はすぐに言葉を返す。
「当然だ!」
とんでもないやつが現れたのかもしれない、周りの3年生がざわつき始める。
おそらく今回のも仕込んでいたのだろう。
いくら翔汰の運動神経が高かろうが初心者が部員に勝てるはずがない、誰もがそう思っていたからだ。
ざわつきの中、楓がもう一人の存在に気付く。
楓はそのもう一人に蓮たちにとって意外な言葉をかける。
楓は不良のような男に声をかける。
「おにいちゃん!?」
(えっ!?兄弟!?)
周りが再び驚愕する、なんと不良のような男は楓の兄だったのだ。
女性のような可憐さを持つ楓と完全に一昔前の不良である男、その二人が兄弟だと言うのだ。
「まったく……俺としたことが初心者に負けちまったぜ……!」
男が言葉を漏らす、そしてその言葉が三年生にとって大きな衝撃となった。
「マジか! そんなことあるんだな!」
「ユウトが〜一年生に〜……えええええゑゑゑ!」
今までほぼ目立ってなかった三年生二人が驚く。
この男はユウトという名前のようだ。
そして、二人が驚愕したのはユウトと楓が兄弟だったからではない。
ユウトはVR部の主力、プロゲームチームが視察に来たこともある逸材だ。
経験も実力も段違い、そんな選手が初心者に負けたのだ。
「15回やってようやく1勝……結構本気でやったがここまでとはな……」
(こいつが部に入れば……何かが変わる……!)
ユウトがまだ息切れしながら起こったことを振り返る。
その目から悔しさと期待感が滲み出る。
そして、時間が立つこと15分……。
名前 小鳥遊 雄飛
身長 176cm
血液型 A型
誕生日 4月12日
好きな事 VR アツアツのロックバンドのライブに行く
弟を守ること
好きな食べ物 じゃじゃ麺 岩手県民のソウルフード!
嫌いな食べ物 甘ったるい食べ物スイーツとか 体が受け付けない
弟のここが好き やっぱり髪の毛だろ……! 緑の美しい髪はモフりたくなる欲がある! 顔も美しい……! 特にまつげがたまらねぇ ふとももも美しいっ! 健康的な細さがたまらんっ!
以降10ページほど語り尽くしてくれたのですが、尺が収まらないため省略といたします 予めご了承ください