新魔法完成っ
すみません、ルナちゃんのステータスの上昇量を3倍に訂正しました、前のステータスだと、どうしてもこれからの敵に勝てないので……それに伴い、ユニークスキルも追加致しました。ごめんなさいm(_ _)m
試しに、『魔法の適正がわかる!』を読んでいる。
魔法は魔力の糸を束ねて漂わせるだけで分かるらしい。
風は緑、水は青、土は茶、火は赤、雷は黄、氷は水、闇は黒、光は白、治療は桃、召喚は灰、時空は透明、死霊は紫と、色々な色が一定間隔で変わる。
同じ色が出てくれば、適正はそこまでの色だけだ。
さて、魔力の束をとぐろを巻く様に伸ばす。
私の適正は……緑、黄、桃、透明?それと、何これ?鈍色と銀色?そんなの書いてなかったよ……?
取り敢えず、私が使える属性は、風、雷、治療、時空……時空魔法使えたの!?
……時空魔法の禁書取ってこよ。
次は、新魔法の開発、やっぱり、今ある攻撃じゃ見切られちゃうもんね、と言っても、覇天雷撃はオリジナルなんだけど、どうやって作ったかわからないし。
えー……『オリジナルに必要なものは、ある程度の魔力と想像力、帝級以上になると、膨大な魔力と、しっかりとしたイメージ、そして一人で行使出来るだけの力が必要。先ず、これを見ているという事は、どれかしら魔法が上級か、それ以上になっている筈だ。なので、ここからは上級魔法のオリジナルの作り方を記す。』
ふんふん、確かにあれは落雷をイメージしたし、結構近くで雷見たこあるから出来たのかな?
『魔法の作り方。正直、これが出来なければこの本を閉じるといいだろう。出来ない者は一生出来ないからな。さて、作り方だが、先ず、作りたい魔法のイメージをしっかりとした物にする事だ、それから、これから作るのは上級なので、魔力が千以上ある事が必須条件だ。それ以下だと、自分の身体が弾け飛んだり、機能の大多数が使い物にならなくなる。覚悟する事だ。』
まあ、実際作った事あるし、魔力も問題ないので大丈夫だろう。
結果から言おう、豆腐を細切れにするぐらいの難しさしか無かった……もっと簡単に言うと、10センチ四方のプラスチックをノコギリで切った。
でもって、新技と、新スキルをはっぴょーです。
先ずは新技、『静電気』『真空』『追跡雷光』←追跡機能なしも可『突風雷』これくらいかな?
『静電気』は、多分Aランク程度だったら自分の得物を取り落とすよ、なので、面倒な三下が構って欲しい時に使おう!……それより、普段から纏った方がいいかな?
他はそのままで、『突風雷』は、小型の竜巻(大型もオーケー)の中に雷撃を混ぜて鎌鼬の雷バージョンで攻撃するヤバいやつだ。
大きさは、空き缶程度の奴を飛ばして、ランダムな方向に出る鎌鼬で攻撃や、大型で、中に閉じ込めてズッタズタにするなんて事も出来る。
まあ、あまり使う機会なんて無いと思うが……。
「さて、じゃあ時空魔法でも試しますかな〜と」
『時空魔法の使い方・全』と言うテキトーな題名の本を取り、立ち読みして行く。
『時空魔法とは、時と空間を移動し、あわよくば支配すると言う、神の反逆にも等しい行為だ。と言っているバカもいるが、私はそうは思わない。そんな事で怒るなど居たとしたら、何と器の小さき神か……話が逸れてしまったが、時空魔法とはこういうものだ、誰に険悪されようと、石を投げられようと平然として居られる強き心の持ち主にしか読めない呪いを掛けているので、これを読む者はとても図太い精神を持った者であろう』
ふんふん、前読んだ本にも書いてあったが、呪いとはどのような代物なんだろうか……。
試しに、時空魔法の初級、『ジャンプ』を試す。
ジャンプと言っても、その場で飛ぶだけではなく、見た場所に限定されるが、短距離ワープできるのだ。
ピョン……しゅたっ、ピョン……しゅたっ。
何これ……楽しい!
かれこれ十分程『ジャンプ』を試して居た。
私は、その後も一度設置した場所に移動できる『ゲート』や、作った空間にその人の最大魔力量に依存する『アイテムボックス』と、世界を渡る事が可能になる帝級の時空魔法、『ディメンションムーブ』も使えるようになった。
え?上級じゃ無いのかって?……禁書の説明が上手だったから覚えられた!やったね!
早速使ってみよう、精霊界と龍界、どっちに行こうかな……
「どっちがいいかな、フクロウさん」
「ホゥホゥ、ホゥ〜(精霊界がいい、龍って怖いもん)」
「そっかそっかじゃあ精霊界に行こうか」
因みにフクロウさんはずっと頭の上に乗っている。
本人曰く、私のうさ耳が気持ちいいのだそうで、時々スリスリとくっついてくるので、ちょっとくすぐったい。
フクロウさんは、隠密と、隠蔽持ちだそうだ、なので、普段は他の人には見えない……はず。
「よし、じゃあ行くよ〜『ディメンションムーブ』!」
私の周りがグワンとねじ曲がった後に、花が咲き誇る綺麗な大地に立って居た、裸足で。
何で裸足?と困惑していると、精霊達が集まって来た。
『わー、人間?人間?』
『違う、違う、うさぎさん?』
『どっち?どっち?』
精霊達はとても好奇心旺盛な様だ、まあ、答えてあげるのが道理だろう。
「えぇーと……私は兎人っめいう種族なんだけど……」
『可愛い!可愛い!』
『もふもふ、もふもふ』
『あ、精霊王さま、精霊王さま』
精霊王さんが来てくれたのか、厳つい男とかじゃ無ければ良いけど……。
『まあ、久し振りの来客だわ!貴方はどうやってここへ?』
ちゃんとした綺麗なお姉さんだった。
「えっとですね、時空魔法を覚えたので、それを使って精霊界に来ました」
『時空魔法……そうですか、あれはもう殆ど使える者が下界には居ないの、でも、そうだったの、丁度300年ぶりかしら?』
……長生きなんですね、アハハ……。
『折角いらっしゃったんだもの、この子達と精霊契約して下さらない?』
「私一人でどれ位の精霊と契約できるんですか?」
『そうねぇ、大体、千以上は出来るわね、普通の子は多くて四だけれど……貴方は規格外だからねぇ……』
き、規格外ですか、まあ本読んだだけで魔法習得できたら喪失魔法なんてないもんね。
「良いですけど、何すればいいんですか?」
『あ、そうね。契約しても良いよって子達に魔力を流せば完了よ、簡単でしょ?』
成る程、確かに簡単だ。
「はーい、じゃあ私と契約する子は手を繋いで〜」
『何故手を繋ぐのですか?』
「まあ見てて下さい」
精霊達が輪になって皆んな手を繋ぐ、勿論私もその中だ。
そして、手に魔力を流すと、手を繫いだ子全員と一斉に契約が出来るって訳。
『……そんな事を考えた人なんて、これまで一度も見た事有りませんよ……』
まあそうだろう、なんて言ったって、契約した子の数は大まかに見積もって1500だ、自己紹介はしなくとも、スキルのおかげで全員の特徴を覚えた。
フクロウさんはずっと私の頭の上で寝ている。
「よーし!じゃあ皆んな私について来なさーい、あ、精霊王さん、ありがとうございました」
『いえいえ、こちらこそ精霊達を下界へ連れて行ってくれてありがとうごさいました。あ、それと、その子達全員上位の精霊ですから』
ん?なんか爆弾発言が聞こえた気が……ウン、タブンキノセイダナー。
「では、また来ますね〜」
『はい、また今度』
私は精霊達と共にグワンと空間を超えた。
禁書庫に着いたら、精霊達が騒ぎ出した。
「静かにー!ここの中はあまり騒がないこと、壊さないこと、出した物は全部元の場所に戻すこと、これが守れない子は精霊界に帰って貰います!」
精霊達は、はーいと、返事を返した。
『魔力操作の真の力』は、魔法をより精密に、威力を高くする為には必要不可欠だって事が長々と遠回しに書いてあった、それだけ。
やり方は、毎日魔力が無くなるまで身体の中、外どちらでも良いが、動かす事だ。
ーカーンカーンカーンカーンー
おっと、もうお昼の時間だ。ナナは授業が終わったから校長室前で待機してるだろう。
案の定、校長室前で待機していたナナと一緒に食堂へ向かった。
今日のメニューは……オークのハンバーグとパン、後はマンドラゴラのスープ……ここの料理人相当凄いぞ……?
先に座って食べていると、チンピラがやって来た。
「おい!そこは俺たちの席なんだぞ!どけよ!」
周りは、私を可愛そうな目で見ているが、助けようとしない。
こういう時こそ静電気だ。
「うるさい、どっか行きなさい。『静電気』」
静電気は、普通の静電気の強化版だ、刺激は相手が丁度手を引っ込める程度に自動で調整するようにしてあるので、火傷とか、感電とかは絶対にない。
あと、何処を触ってもビリッと来るため、私の術が解ける範囲まで逃げるしかない。
「イテッ、アイタッ」
剣を触ろうとする度ににビリッと来るから、剣士としては堪ったもんじゃないだろう。
私に素手で触ろうとすれば、薄〜い雷の結界と反応してビクゥッとなる、つまり、私に関わったら周囲から笑いの的なのだ。
すでに周りは笑い始めているし、大合唱になるのも時間の問題なのだ。
チンピラは椅子を蹴ろうとして、結界内に入ったのでまたビクッゥっとして笑われた。
午後は特に何もする事ないし、研究室で道具の製作でもするかな?出来るかわからないけど。
料理人は、ムッキムキのギリお兄さんと呼べる人だった。
お礼を言って、今度何か持ってくると言ったら、ガハハハと笑って私の頭を撫でて来た。
フクロウさんの名前募集したいんですが、コメントしてくれる人居るかな(笑)
アイデア待ってますね、期待しないで。
まあ、なければ作者が決めるだけ何ですが……(*´Д`*)