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初めての学園っ!

作者の思っていた以上に評価されていたため、不定期更新を3、4日に一度のペースにして行きたいと思います。

がんばりますね(`・ω・´)

 1ヶ月前、ドラゴン騒動があった後、私は外出許可を貰った。

 親バカ両親の意見によると、父様曰く「才能はもっと伸ばすべきだ!倒した魔物は持って帰って来るんだぞ!食べられるやつを!」と、母様曰く、「食欲丸出しのお父さんは放っておいて、学園に入るまでに伸びる才能は伸ばすべきよ?ルナ、わからないことや、難しいことはすぐお母さんに聞きなさい?いいわね?」らしい。

 因みに、セリフだけなら母様は至って冷静だが、隠しきれていない興奮が見え隠れしていた。

 父様に至っては、いつもの優しくて物静かな父様はどうした!?レベルだ。

 まあ、人を変えてしまうほどドラゴンの肉が美味しかったのだろう……何それ怖い。

 父様は、1日したら元に戻るだろう、そう言う人だし。

 最初は、過保護になって外出禁止を喰らうかと思ったが、案外そんな事はなかった。


 さて、偶々夜起きてトイレに行った帰りに両親の部屋で声が聞こえたのて、聞き耳を立ててみた。

 ちなみにトイレはもう慣れた……色々と。

「アメリア、ルナはもう学園に入れても良いんじゃないかな?」

「そうねぇ、ルナなら、一年早く入学しても問題無いわよね!ライオルに相談してみましょう!」

 誰だよライオルって……と言うか、一年早く入学?年齢偽造ですか、まあ問題は確かに無いのだけれども!でも4歳で学園はどうなんですか?ねぇねぇ、本人の意見聞かないの?あ、そうですか、聞かないんですか……何かデジャヴを感じる。

 その後は折角だから、魔力を使い切って寝た。

 魔力は限界まで使うとレベルアップした時の上昇量が上がり、レベルが上がらなくても最大値が増えるのだ。

 だから、窓から風を吹かせて、魔力を使い切ってから寝た。


 朝起きて、朝食を食べた後、屋敷に人がやって来た。

「お〜いセリオス、来てやったんじゃから出迎えぐらいせんかい……」

 爺さんがやってきた。

「すみません、学園長。予定は一時間後の筈なんですが?」

「有能な魔法使いを前にしてグズグズなんかしておれんわい、して、そこのお嬢さんが例の?」

 私を一瞬みて、すぐ父様に視線を戻した。

 っていうか、来るの早く無い?

「ええ、家の天才のルナです」

 父様は私の両脇に手を通して持ち上げた。

 父様よ、あなたは偶に親バカが炸裂しますな……。

「うぅむ……本当にこの子は才能があるのか?魔力が全く感じられんが……」

「やっぱり……ルナ、魔力をどうにかして出さないかい?」

 そういえば、魔力隠蔽してたんだった、父様よ、今解放するからちょいと待っておくれ……はいオッケー。

「ふおっ!なんじゃい、この魔力は!本当に4歳かの?本当はもっと年上なんじゃ……いや、そんな訳ないのう、よし!じゃあちょっと試させて貰おうかのう……」

 そう言って爺さんは私を見つめてきた。

 私は首をかしげる、何してるんだろ……そんなに見つめても何も出ないよ?

 約1分ぐらいだろうか、ずっと爺さんは私を見つめていた。

「フム、すごいのう、この女子は……わしの軽い威圧を受けてケロンとしておるとは……普通の子供に向ければ泣き叫ぶ所なのじゃが……」

「そんな事してたんですか……」

 父様がジト目で爺さんを睨む。

 まず、母様はどこ行った?……あ、バカ兄の世話か、大変だろうな……。

「お、おほん、セリオスよ、お主の子は必ず歴史に名を残すであろうな、勿論悪事では無いがな」

「おおっ!ルナ!やったな!」

 私を持ち上げながらくるくると回転し始めた父様、う、ちょっと気持ち悪くなって来た……もうやめて……。

 父様が気ずいたのは、私の顔色がとても悪くなった時だった。

「はぁ……はぁ……うっぷ……ひ、『ヒール』」

 ふう、やっと良くなった……この父様野郎め……夜寝てる時に風魔法で地味にうるさい音を聞かせてやるからな……勿論母様には聞こえないように。

 ムッフッフ、あ、父様と爺さんの話が終わったみたいだ、何を話していたのだろうか?

「ルナ、君の入学が決まったぞ〜、今からでも行けるが、どうする?」

 ……は?何でそんな事簡単に決まったの?ていうか、この家族人の意見無視し過ぎじゃない?何なの?

 しかも、爺さんが『今すぐに来るって言って〜』って言ってるし……言ってないけど、顔に書いてある。

 ……まあ?本読んでた時期にこの世界での常識とかは大体入ってるし?歴史も大体……というか、これに関してはほっとんど入ってるし、今行っても問題無いんだが……母様とバカ兄が心配だ……しかも、今さっき思いついた嫌がらせが使えないではないか!……ふん、母様にだけこっそり稼いだお金でも送ってやるか。

「仕方ないですね、わかりましたよ。でも、父様、さっきのぐるぐるは覚えておいて下さいね」

 黒い笑みで父様に訴える。

 何の異変も感じぬか、フフフ、後で母様に教えて貰って頭を抱えるがいい。

「話は終わったかの?ではいいかのう、おじょ……「ルナとお呼び下さい」る、ルナ、別れはいいのかの?」

 まあ、生き別れって訳じゃないし、ちょいちょい顔も出す気だし。

「大丈夫です、また少しして落ち着いたら日帰りで帰る気ですので」

「んん?良くわからんが、分かったぞい。じゃあ明るい内に行くかの」

「父様、そういえばナナはどうなるのですか?」

「そうだなぁ、ルナと一緒に着いて行くか、家で専属を解除して働くかだね」

「そうですか……じゃあナナを連れて来てくれませんか?」

 父様はナナを連れてきた。

「私は学園に行くけど、ナナはどうしたい?」

「わ……私は……迷惑でなければ……一緒に行きたいです……!」

 ダメだと言うとでも思っているのか、最後の方は目に涙が溜まっていた。

「いいに決まってるじゃない!一緒に行きましょう!」

「……ッ!はいっ」


 ナナは、治療魔法以外には火と水の魔法が使えるらしい。

 これ同時に魔法使ったらカッコいいかも……と思ったので、いつかナナに使ってもらいたい。

 学園には、馬車で行くので、いつも……と言っても2度だが、母様の膝に乗せて貰ったおかげで痛くはなかったらしい。

 一時間揺られるのは流石に嫌だったので、途中から飛行して行ったら、とっても驚かれた、それはもう地球にゾンビが襲来した時並みに……といっても、ゾンビなんて居ないだろうが……ここにはいるのかな?

 着いた着いた、そういえば、学園の金はどうするのか聞いたら、無しでいいそうだ、太っ腹な学園長で良かった。


「ついたぞい、ここは寮があるから、そこで寝泊まりするんじゃ。寮はこっちじゃ」

 私は爺さんに言われるがまま着いて行った。

 そこには、木造の建物があり、そこに制服を着た生徒が出入りしていた。

 今は昼休みになのだろうか……。

「ほれ、こっちじゃこっちじゃ」

 鍵を持った爺さんに着いて行くと、大体10畳間の部屋に二つベッドが置いてあった。

「ここがお主らの部屋じゃの」

「へぇ〜、ありがとう、爺さん」

「爺さんじゃないわい!学園長と呼ぶんじゃ!」

 え?学園長って呼ばれたいの?そうなんですか、うん、きっと若い頃に何かあったんだね……。

「おっと、早く試験をしておくんじゃった。ほれ、ここは後じゃ、入試のテストすをするぞ」

 へー、テストか……ナナは大丈夫かな?


 テストは、ちょっとした筆記試験と、実技試験だった。

 筆記は、歴史の有名な人物や、魔法を使うのに必要な物は何か、とか、誰でも分かるもんだいばっかだった。

 ……こんなの、わかんない奴居ないよね?脳筋いるの?脳筋は解けないの?

 ……おほん、実技は、自分の最大火力の魔法をぶっ放す試験だ、私はまあ、威力に関しては最大の覇天雷撃(ライデン)を使う事にした。

「始めて下さい」

 試験管の人が開始の合図をすると同時に私は覇天雷撃(ライデン)を放った。

 ーゴロゴロ……バッガァァァン!!ー

 的だった人形は、跡形も無く焼け焦げた。

 地面には人形から放射状に二メートル程焦げて居た。

 騒ぎを聞きつけた生徒や先生達がやって来たので、どうあがいても目立ってしまっただろう、元から目立ちたくもそうでなくもなかったので、どっちでも良いのだが……ナナに迷惑が掛からないといいな……。


 その後は、ナナと寮に戻って試験の結果が出るのを待っていた。

 う〜ん、こういう時何か暇だし、冒険者にでもなろうか……お金も稼げる、私のレベルも上がる、いい事ばっかじゃん!後で行ってこよ。

良ければブックマーク、評価お願いしますね。

中途半端ですいません……

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