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唐突に始まったトーナメント……あれ?

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。

今度はちゃんと投稿できるように頑張ります。( ̄◇ ̄;)

 あー、これどーにかならないかなぁ……。

「なるなる、私を使えばばっちぐー」

「うひゃぁ!」

 目の前にミスティアさんが現れる、ホントびっくりするからやめて下さい、やるなら創造神さんにした下さい。

「おお、それいいね。今度寝起きドッキリ一緒に仕掛ける?」

「……遠慮しときます」

「それは残念、で、それちょっとこっちに向けて」

「え?は、はい」

 訳もわからず鉤爪付きの手を差し出す。

「せっせっせーのよいよいよい、あーるーぷー……」

「ちょっとタンマ!それ必要?」

「必要なのです、私のルナちゃん成分(活動エネルギー補給)にかかせない」

「何か違う意味に聴こえて仕方ないんですけど……」

 でも、なぜか押し切られてやる事になった。

「……で、これで何が変わったんですか……?」

 本当に何かしてる感じがしなかったし、ただ遊んでただけなら一日中口聞かないだけで許してあげよう。

「それ外してみて」

 ミスティさんは鉤爪を指差した。

 えぇ……本当に外れるのかな……疑問に思いつつも外してみる。

 ーするっー

 ……ホントに抜けた……。

「どうやったんですか?」

「私の手から外れない効果だけを破壊するエネルギーを流しました」

 キランッと効果音が鳴った気がするような眼鏡を押し上げる格好で私を見ていた。

 でもこれで悩みの種は解決したし、なぜアレをする必要があったかは聞かないでおこう。

「まあ、イタズラも程々にしてくださいね、悪い子になったらもう口聞いてあげませんから」

「イエス、マム!」

 いや、こっちの方が年下だし、結婚してないし、子供居ないし。

「じゃあ、とりあえず島に戻っておいて下さいね。ちょくちょく会いに行きますから」

「りょーかいです、失礼します、大佐」

 大佐じゃないし、しかもなんで大佐なんだ……。

「じゃあ私は学園に戻るので、また」

「はーい」


 学園に戻って、禁書庫で『魔力の極意』という本を読んでいると、校長が入ってきた。

「ああ、いたいた!探したぞい、ルナよ……老体で走るのは体に響くわい……と、それでルナよ、学園内でのバトルロワイヤルがあるからの、学園の殆どをここで過ごしているルナは聞いていないだろうと思ってのぅ、ルナは上位からじゃが、もうそろそろ始まるぞい。さ、こっちじゃこっちじゃ」

 腕を校長に引っ張られて学校の裏にある校舎並みの円形の建物に入ると、時空魔法で空間を拡張してあるのか、内部は闘技場になっていて、大人数の生徒、先生が揃っており、ステージでは生徒二人が戦っていた。

 校長が、特殊な結界で致死のダメージを受けると、控え室に強制転移させられるのだそうだ、攻撃も観客席に当たらない様になっているそう。

 ふむふむ、私はこれに出場する訳ですか、まあ良いんだけどね、別に目立ってもそこまで邪魔になるものも今のところないし。

 早速控え室的な場所へ連れて行かれ、武器を選ばされた。

 素手だとしても何か武器は選んでおけと言われたので、見て回る事にした。

 長剣(ロングソード)、短剣、ハルバード、メイス、ナイフ、鎌、モーニングスター、鎖、大剣、杖、弓、棺と超デカイ大斧?棺が気になったので、鑑定してみる。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 禁忌の棺

 レア度・伝説級(レジェンド)


 説明

 精神力4500以下の者を支配する禁忌の棺。

 それ以上であれば逆に支配される事なく、持ち主に忠実な強い武器になる。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ……これ、ここにあっちゃいけないやつだよね、偽物でもないし……鎖巻きつけて弱化させておこう。

 ……これでよし。

 あ、そうだ。武器は……大斧で良いか。

 持ち手を掴み、ヒョイッと持ち上げる。

 これはステータスがかなり高いからこそできる芸当であり、並大抵の大人で少しも持ち上がらない程だ。

 これを背負って、先端を角に向け、ギリギリ四角い入場門で通れる程度だ。

「ふう、案外試合よりこっちの方が集中力使ったかも……」

 実際、壁にぶつけないようにギリッギリのラインを一歩一歩慎重に歩いてきたんだ、そりゃ集中力も使うでしょ。

 例えるなら、崩壊寸前のUNOのタワーのやつから一つ抜く感じ。

 いやー、いつぶつかるかとヒヤヒヤしたね。

 相手は私を……というか斧を見た途端腰を抜かして降参した。

 うん、その判断が適切だと思うよ、私だったらこんな物騒な物持ってる奴が対戦相手だったら即降参する自信あるもん、しかも入場門が20立方メートルくらいで、横四メートル縦五メートル、それでギリギリ通れるこの大斧とは一体……。

 ほらほら、観客席の連中も口パカっと開けてボーゼンとしてるじゃないか、おい司会、仕事しろ。

『しっ、勝者、ルナ・アートステント!』

 マイクの様な魔道具で司会が告げた。

 しかし、歓声はおこらなかった。

 うぇーい、勝ったぜヒャッホーウ、なんて気分じゃないかな。


 因みにあの後なぜか校長に呆れられました。

 そして知った事実、これ使って良い武器じゃなかったらしい、ただ置いておくだけだったみたい。

 スキル一つも使ってないどころか魔力で強化すらしてないんだもの、そりゃ呆れる他ないわ。

 次の試合はつまらないに尽きた。

 単純に戦闘狂いがやり合ってるだけだったし……でも次の対戦相手その戦闘狂いの勝った方なんだよなぁ……サクッと倒しますか。

 えぇ〜と、武器武器……短剣でいいかな、投げれるし。

 二つ取っとこ、いっぱいあるしもう6本予備にもっとこ。

 短剣を持って現れた私に最初に向けられたのは安堵だった。

 まあ、あんなもの振り回されたらたまったもんじゃない、私の場合は木の棒を振り回す程度だから、疲れや空振りとは無縁だ。

 相手はややつまらなさそうな顔をしていた。

 始めの合図で相手が駆け出す。

 そうだ!『魔力の極意』で見た魔力の糸を応用した武器の遠距離攻撃、持ち手に糸を付け、思い通りに動かす反則技……使ってみよう、自分の手数が増えるのはいい事だ。

 3本使って相手を狙い、後は自身の保護用、正直そんなもの防御が高くて要らないが、最初から全開よりも少しずつ増やしていく方が悔しさがある……のかは分からんけど、それで行こうと思う。

「くそっ、ちょこまか動きやがって……!」

「いやいや、動かなきゃ当たっちゃうじゃん」

 私の綺麗なお肌に傷が……とまでは言わない、回復魔法で元より綺麗にできるから、でも当たりたくはない、なんかこう、わかるでしょ?

 ここで一本追加〜、合計四本の相手はちょっとキツイらしく、小さいながらも傷は増えていっている。

 ……あ、これ場外負けもありだったな、投げちゃえば良いかな?……でも呆気ないからちゃんと戦うか。

「ほ〜れほれ、どうした戦闘狂い君、ナ○パを倒した時はこんなもんじゃなかったはずだ!見せてみろ!」

「これでもっ、本気だ!後ナッ○て何だよ!?」

 ほほぉ〜う、相手も突っ込む余裕はあるようだし、全部で総攻撃だ!

 カッキンカッキン弾きまくってる戦闘狂い君は、このままでは拉致があかないのでこっちに向かってきた。

 おっ?投げ飛ばされに来たのかい?よし、リクエストに答えてあげよう。

 斜めに振り切った剣を持つ腕を掴む。

「なっ!?」

「せぇ〜の、どっせーい」

 わざわざ掛け声をかけて結界外に放り投げる。

 そのまま入場門の中へ消えました。

『勝者、ルナ・アートステント!』

 わぁぁぁぁあっと歓声が上がった。

 そのまま校長の場所まで全力飛翔。

「勝ったぜ校長、あと斧元に戻しておいたから」

「のわっ!急に転移などするでないわい……」

「これ転移じゃなくて飛んで来ただけ」

「……規格外もここまで来ると驚きを通り越して呆れるのう……」

 別に驚いても呆れられてもどっちでもいい私は、この後どれくらい後に試合があるのか聞いたら、さっきのが決勝戦だったそうだ。

 ……え?あれで?そうですか、じゃあ私はこれで、冒険者ギルドにでも行こうかな。

これを機にルナの不本意な噂が出回り始めたたのである……。

ルナ「解せぬ」

↓ちょっとネタバレ要素?










今度はちょっとルナがある魔物を叩き落とします、撃ち落とすのではありません。

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