クエストは無駄でした…(ネタバレ)
どーも、ただのラノベ好き改めりんりんです。
なんか、お待たせしました。
といってもこれ見てくれてる人凄く少ないんですけどね。
それよりも、誤字脱字などがありましたら遠慮なく書いてください。
それではどうぞ!
…この前書きも小説に使おうかな?
街の門前に着きました。
「着いたよ」
「おー、一瞬だー」
笑顔の鈴ちゃん。可愛い。
「じゃあ、そろそろのいてくれるかい?」
「あ、うん。ゴメン」
なぜか少し残念そうな顔をしながらボクの背中から降りた。
それから、そこに居る門番さんに、
「すみません、門、開けてもらえますか?」
といったら、門番さんが「お、さっきの嬢ちゃんか。ん?おお、また違う嬢ちゃんがいるな。友達かい?」と言って、門を開けてくれた。
…またか。また間違えられてる。
「チッ」
「?なんで舌打ちしたの?」
「い、いや、何もないよ。さ、行こう」
ボクはできるだけ鈴ちゃんの顔を見ないように続けた。
「うん、分かったー」
そう言ってヒョコヒョコとボクの後ろについてくる鈴ちゃん。
少し気になって後ろを向いてみた。
急に振り返ったのにびっくりしたのか、驚いた顔で、
「うわっとー!?ど、どーしたの?急に振り返って?」
「い、いや、なんでもないよ」
か、可愛いいいぃぃぃ!
驚いた顔も、笑顔も可愛い!
可愛すぎてるううううううう!
日本語がおかしいけど気にしない気にしない!
「ならいーんだけどね、早く行こーよ」
「う、うん。いこっか」
とりあえず、ギルドに行って…、
そこでふと立ち止まった。
ってあれ?これからどうしよう?
ここは異世界の先輩である、鈴ちゃんに聞いてみますか。
「ねえ、この後どうすればいいの?」
「んー?そーだねー。まず、ギルドに行ってー、換金とー、経験値のチャージ、あとは宿屋のチェックイン…」
そこまで言って、鈴ちゃんはふと気が付いたように立ち止まって、
「そーだ。キミここに来て、何日ぐらいたつの?」
首を傾げながら聞いてきたので、
「今日だよ」
ボクはそう答えた。
「え?ってことはついさっき?」
「うん」
すると、鈴ちゃんはすごく驚いた顔で、
「ちょ、ウソでしょ!?普通、一日目は冒険の準備とかをするんだよ!?それに換金と経験値のチャージは登録して二日目だし…」
「え」
そんな、バナナ…。
だとしたら、
「今回の戦闘の報酬は…」
「なし…だね…」
「Oh My God!」
思わず英語が出て来た。
多分スペルミスしてるけどね。ってメタいな。
「ふ、ふふふ、ふふ」
「こ、怖っ!?っていうか、この説明されたはずじゃ…?」
「え?されてないよ?」
全然記憶に無い。
「え?おかしーな…。あ」
「どしたの?」
「ね、ねー、キミを担当した受付の人ってどんな人?」
「えっと、緑髪で、アホ毛みたいなのがあって、」
「背が低くて、おっちょこちょいで、」
「童顔で、」
「ドジっ子で、」
「そこが可愛くて、」
「抱きつきたくなりそーな、」
「「可愛い(可愛ー)受付のお姉さん!」」
どうやら向こうも同じことを考えていたようだ。
「やっぱり、ルカさんか…」
「へー、あのお姉さんルカっていうんだ」
そういえばあの人の名前知らなかったな。
「うん、マニジシ・ルカさんっていうんだよ」
「へー、かっこいい名前だね」
「ちなみに、ギルドマスターの名前がトウサ・レンさんで、王都の第53代目国王、つまり今の国王の名前がキスズ・パンデル・デルタ様だよ」
まーもっと長いんだけどねと、鈴ちゃんは付け加えた。
ふむ。国王様かー。一回は会ってみたいよね。
って、話が脱線してるよ。
「それより、ボクどうしたらいいかな?」
「んー。とりあえず、僕ん家泊まる?」
「そうだね。…って、え!?」
「ん?どーかした?」
「い、いや!?なんでもないよ!?」
こんな可愛い女の子からこんなお誘いが来るなんて…、やるじゃんボク。
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
「OK!こっちこっち!」
そういうと、住宅街の方に走り去って行った。
「ちょ、ちょっと待ってー!」
慌てて追いかけた。もちろん全速力で。
いかがでしたか?
語彙力なんてないんですよ?
それではまた。さよなら~!