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異世界めぐり  作者: りんりん
一つ目
5/9

一番いい装備

どうも、ただのラノベ好きです。

最近ネットスラングにはまっていまして、調べたところ著作権はないということがわかりました。

なので存分に使わせていただいています。

そんな前置きはさておき、

どうぞ!

 気付いたら、ボクは不思議な空間にいた。

「ココドコー?」

 ボクの声はこだましていった。

「寂しー」

 一人だ。寂しい。

 そう思っていると、どこからか声が聞こえてきた。

「初メマシテ、シグレ様。ワタシハ職業ガイダンスデス。ココデハ、アナタノセレクトシタ職業の体験ガ出来ル、シュミレーション・ルームデス」

 つまり…シーフがどんな感じの戦い方だとか体験できるってことかな?

(ソノ通リデス)

 こいつ直接脳内に…!

「デスガソノ前ニ、アナタノセレクトシタシーフデスガ、本当ニコノ職業デヨロシイノデスカ?今ナラ変エル事モ出来マスガ?」

「いや、いいよ。ボクのステータス的に相性がいいんだよね。他の選んだ所でちょぴっとしかステータス上がらないと思うし」

「ソウデスカ。ソレデハ、バトル・シュミレーションヲ開始シマス。難易度ハドウシマスカ?イージー、ノーマル、ハードガアリマスガ」

「ハードで!」

 おい!?何言っちゃってんのボク!?そりゃ、ムズゲーで難易度一番高いの選ぶのがゲーマーのさだめだけども!

「ソレデハ、レディーゴー!」

「始まったー!?」

 ~三時間後~

「…きっつ」

 終わった後のボクは心身共にボロボロだった。し、死ぬかと思った~。

 で、でも基礎の戦い方は分かったよ。これで普通に戦えそうだよ。

 え?三時間程度じゃ普通に戦えないって?

 ふふふ、軍隊訓練ってあるじゃん?前の世界で友達が軍に入ってる頃に、訓練の内容をこっそり聞いたわけですよ。

 その一人前になる為の訓練の内容を三時間に詰め込んで、その訓練の厳しさを二、三倍にした感じの訓練だったと表現すればいいかな。

 イコールものっそいきついです。ハイ。

「シグレサマ。ドウシマスカ?帰リマスカ?ソレトモマダ続ケマスカ?」

「帰ります」

 ボクは即答した。するしかなかった。

「分カリマシタ。ソレデハオ帰リ下サイ」

 そういうと、ボクの体が光に包まれて、消えた。

 光が視界を照らして、

 気がつくと、元の場所にいた。

「お帰りなさい、シグレさん」

「ただいまです、お姉さん」

 ものすごくいい笑顔でお姉さんが微笑んだ。

 守りたい、この笑顔。

「どうでした?シュミレーション。難易度は何にしたんですか?」

 ボクは体験した事を全部話した。

「ハード!?ハードですか!?あまりにきつすぎて選ぶ人が急減中で噂のあのハードモードを!?」

 そんな難しいの!?

「では、職業の話を終わります。最後に…すみませんでした。わたしったら忘れちゃってて」

「いやいや、いいんですよ」

 理由(可愛いから)。

「な、なら、よかったです」

「では、ボクはこれで…」

「は、はい。では、改めて、いってらっしゃいませ!」

 ボクはギルドから出て、

「テレポート・鍛冶屋ダンベル!」

 テレポートした(案の定記憶されていた)。

「よし着いた。便利だなー」

 テレポートの重要さにいまさら気付きながら、ボクはドアを開けた。

「いらっしゃいませー」

 ボクと同い年ぐらい(名札に【キュイヌ<15>】って書いてる)のさわやか系イケメン店員が笑いながらこっちに来て、ボクを見下ろしてきた。

 …くそ!ボクより年下なのにボクより背があるなんて!

 ボクが嫉妬の視線を送っていると奥から、

「お!シグレじゃねーか。今度こそ職業決めてきたよな?あ、キュイヌ。ちょっと素材集めてきてくれ。これリストな」

 と、ダンベルさんが出て来て、キュイヌ君(年下だし君付けでいいよね?)にリストを渡した。

「はい、行ってきます!」

 キュイヌ君はそう返事をして、お店から出て行った。

「で、職業は?」

「あ、シーフにしました」

 ボクがそういうと、腰にあるツヴァイハンダーを見つめてから

「シーフか。シーフだと…」

 と、ダンベルさんは何かを考えながら、奥に戻って行った。

 すると奥からカーンカーン、と鉄を打つような音が聞こえてきた。

 まさか、今作ってるの!?

 しばらくして、いかにも軽装備っぽい防具を担いで持って出てきた。

「出来たぞー」

「はや!?」

 いくらなんでも早すぎる!

「そういう固有スキルなんだよ。<ブラックスミス>。鍛冶をより上手く、より早く仕上げる事が出来るという鍛冶屋にぴったりなスキルだ」

 へぇ。そんなスキルもあるのか。

「じゃ、話を戻すぜ。この装備はかなりいい装備だぜ。シーフにぴったりの装備だ。動きやすくて、俊敏もある程度上がる特別な代物だ。なんたって、素材に魔石を使ってるからな。レアだぜ、レア」

 うーむ、レアなのかどうかボクには分かりません。

「それで、だ。肝心のお値段なんだが、今回は特別にセットで500Gでいいぜ。足りてるか?」

 ボクの現在の全財産は、5000G。足りてるね。

「はい。足りてます。ところで通常のお値段は?」

「2500Gだ」

 高いなあ。これはラッキーと言わざるを得ない。

「じゃあ買います」

「OK。じゃ、500G頂くぜ」

 ボクは財布から500Gを取り出して、ダンベルさんに渡した。

「毎度あり。早速ここで装備していくか?」

「はい」

「じゃ、奥に試着室があるから着替えてこいよ」

「はーい」

 ボクは試着室に入った。

 服を脱いで、ふと鏡を見て思った。

「貧弱な体だなあ」

 ボクの体はまるで女の子みたいに細く華奢で、まるで頼りない。

 肌も白くて、顔も女の子みたいだし。

 肩まで伸びた茶髪も自分で言うのもなんだけどさらさらだし。

 だからいっつも女の子だと勘違いされるんだよ。

 というかそろそろ髪を切った方がいいのかな?

 そんなこんなで着替え終わったので、試着室から出た。

 すると、待っていたダンベルさんが、

「お、結構似合うじゃねーか。うんうん。すこしは男らしく見えるぜ」

 と、褒めてくれた

「そ、そうですか?なら良かったー」

「おう。そろそろ行けよ。どうせ、クエストを受けてるんだろ?また装備が壊れたりしたら来いよ」

「はい!じゃあ、行ってきます!」

「おう、行ってこい!」

 ボクはお店から飛び出した。(前にもこんな事があったような?)


いかがだったでしょうか。

面白かったら幸せです。

ちなみに、主人公の容姿は所謂男の娘というやつです。

次回から、やっと戦闘です。

楽しみにしててください。

それではまた。

さよなら~。

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