職業選び
どーも、皆さん。
ブックマークしてくれたひとが3人から4人になって、かなり嬉しくなっていつになくハイテンションのただのラノベ好きです。
今回の話は簡単にいえば説明回ですなので少し長いです。
それでも良いという人は、
どうぞ!
ギルド前に着いた。
今までの苦労は何だったのかな?
とりあえず、ギルドに入ろう。
ギルドの門をくぐると、
「シグレざ~ん」
さっきの受付のお姉さんがものすごい泣き顔をしながらものすごい速さでボクに向かって走ってきた。
そしてボクに抱きつきそうなところで、
こけた。
そこで皆さん思い出してほしい。
このお姉さんはボクに向かって走ってきたのだ。
そしてさっきも言った通りかなりの速さだ。
まあ、聡明な読者様ならもすでに分かってるはず。
お姉さんといっしょにボクは後ろに転がっていった。
「グハーーーーーーーーーーッ!?」
ドンガラガッシャン!!
ものすごい速さでボクとお姉さんは向かいの建物の壁へぶつかった。
「ゴホッゴホッ!いったーい!」
肺からすごい空気が出た。
ん?あれ?これって、ウインドウ?
HP 28/14
へ、減ってるうううううううう!?
これだけで14も減るの!?ボクの防御貧弱すぎでしょ…。
ボクが自分のステータスに嘆いていると、
「いたた…。はっ!だ、大丈夫ですか、シグレさん!?」
お姉さんが起きた。
「大丈夫です。それより、お姉さんは大丈夫ですか?」
「わたしは大丈夫です。それよりごめんなさい、わたしドジで…」
いや、ボクの業界では萌要素です。
ていうか、
「あ、あの、そろそろのいてくれませんか」
そう、ボクは今、お姉さんにまたがられている状態だ。
「え?あ!?ご、ごめんなさい!」
そういうとお姉さんは慌ててボクの体からのいた。
…柔らかかったな…。
「で、どうしたんですか?」
大体わかってるけど聞いてみた。
「あ、あのう…、そのう…」
ものすごく申し訳なさそうにお姉さんが言ったので、
「職業…ですよね…?」
苦笑いしながらボクは言った。
「そ、そうです…」
お姉さんは申し訳なさそうに言った。
「わたしったら職業の話をするの完全に忘れてました…」
「あはは…。と、とりあえず、ギルドに入りましょう、ね?」
ボクはどこか諭すようにそう言った。
「はい…」
シュンとしてる…可愛い。
お姉さんの可愛さを噛み締めながらボク等はギルドに入った。
ボク等が入るとお姉さんが、
「少し受付でお待ち下さい」
と受付のスタッフルーム的な部屋の扉に早足で向かって行った。
可愛いな、後ろ姿。
トコトコという擬音がいまにも聞こえそうだ。
ん~。カワユスカワユス。
おっと、ボクも受付に行かなくては。
ボクも早足で受付に行った。
すると待ち構えていたお姉さんが、
「え、えっと、気を取り直して、職業の話をしますね」
「お願いします」
「えー、職業とは、冒険者のステータスの変化やスキルに関わる、所謂ギルドの特典です。そもそも、スキルを元々持っている方が珍しいんです。しかもあなたは特異中の特異なんです。スキル83個はさすがに多すぎます!…は!?すみません、話がそれてしまいました。…えっと、何の話でしたっけ?」
…忘れちゃったかー。
「職業の話ですよ」
「あ!す、すみません。え、えっと、職業には職業レベルというのがありまして、このレベルが上がるほどステータスが上がったりスキルを習得したりできます。そのステータスの上昇値や習得スキルなどは職業によって変わるのです。ちなみに職業レベルの伸びしろはどんな職業でもすべておなじです。そこで冒険者にひとつ職業を選んでいただく事になるんですが、職業にも種類がありまして、詳しくはこの紙を見てください。あ、もちろん職業は途中で転職することができます」
と、お姉さんは紙を渡してきた。
そこには職業が載っていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~下級職~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ウォリア―……主に剣や槍などを使う。HPと攻撃、防御が高くなり、反面MPと俊敏、魔力が低くなる。スキルは剣撃系などの武器を使うスキルが殆ど。
バトラー……主に素手や爪などを使う。攻撃と俊敏がかなり高くなり、HPもそこそこ上がる。しかし、それ以外はすべて下がる。スキルは打撃系が殆ど。
プリースト……MPと魔力が高くなり、その他のステータスは上がりもせず、下がりもしない。つまり普通に殴れる。スキルは回復魔法系や支援魔法系、少しだけだが攻撃魔法系などがある。
ソーサラー……MPと魔力の伸びは下級職の中ではダントツ。しかも俊敏もそこそこあがる。しかしそれ以外のステータスが低くなる。スキルは攻撃魔法系や自分支援魔法系などがある。
シーフ……俊敏が下級職と上級職の中では一番伸びる。そのほかのステータスは変わらない。スキルは盗みや宝探しなどの隠密系スキルが殆ど。ちなみに最上級職以外でテレポートを使えるのはこの職業だけ。
テイマー……魔物を調教することができる、特殊な職業。ステータスはほぼ変わらない。スキルは魔物に関するスキルが殆ど。ってかそれしかない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なるほど、結構あるんだな。テイマーとか面白そう。
でも下級職ってことは…。
ボクは読み終えたので、お姉さんに返した。
するとお姉さんが、
「はい。ありがとうございます。次に、この紙をお読みください。これは中級職の紙です。ちなみに転職するためには、特定の下級職の、職業レベルが50要ります」
と、もう一枚の紙を渡してきた。やっぱりか。
~~~~~~~~~~~~~~~~中級職~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ウェポンマスター……全ての武器をうまく使える。攻撃が上級職の中で一番高くなり、
HPと防御もかなり上がる。その他のステータスは変わらない。スキルは武器を使う系が多い。ちなみに転職に必要な下級職はウォリア―。
ブロウマスター……相手の攻撃をかわしやすくなる。HPと攻撃が上がり、俊敏が最も上がる。その他のステータスは変わらない。スキルは打撃系が多い。転職に必要な下級職はバトラー。
モンスターマスター……魔物を仲間にしやすくなり、仲間にした魔物のスキルを使う事が出来る。スキルはテイマーと変わらない。ステータスは変わらない。転職に必要な下級職はテイマー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読み終えた。けど、中級職ってことはどうせ…。
「読み終えましたか?それでは、これを…。」
と、この紙をボクから回収して、ボクに紙を渡してきた。
やっぱり、と思っていたらお姉さんが、
「この紙には上級職が書かれています。ちなみに上級職についている人は、このギルドには二人しかいません」
へぇ。それほど難しいんだな。転職。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~上級職~~~~~~~~~~~~~~~~~
ゴッドアタッカー……物理的な攻撃に長けている。HPと攻撃と防御と俊敏がものすごく上がり、他のステータスも少し上がる。スキルは物理系全て。転職に必要な職業はウォリア―とバトラー。
ウィザード……MPと魔力と俊敏がものすごく上がり、その他のステータスも上がる。
スキルは魔法系全て。転職に必要な職業はソーサラーとプリースト。
モンスター……もはや魔物になっちゃった職業。みたことある魔物が自分のレベルより低ければ、仲間にならなくとも、スキルを使う事ができ、さらにはその魔物になる事が出来る。ちゃんと戻れる。ステータスは全てのステータスが少し上がる。スキルはテイマーと同じ。必要な職業はテイマーとモンスターマスター。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まさかの必要職業二つとは。結構びっくりした。
もうないでしょ、と思いながらこの紙を渡そうとすると、
「では、次をお読みください」
と、また何かの紙を渡してきた。
「まだあんの!?」
「はい。この紙には最上級職が書かれています。最上級職に就いている人はこのギルドにはいません。王都に二、三人いるぐらいです」
そ、それほどまでに難しい転職方法なのか?
ボクはこの紙に恐る恐る目を通した。
~~~~~~~~~~~~~~~~最上級職~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ソーサルアタッカー……テイマー系職業以外の全てのスキルを習得できる、最上級職。全てのステータスがものすごく上がる。転職に必要な職業はウィザードとゴットアタッカー。
マスター……全ての職業のスキルと特性を持つ、最強の職業。全てのステータスが全職業中一番高い。転職に必要な職業は全職業。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
す、すご!The・最強って奴かな?これ。
「読み終えましたか?ちなみにこのマスターという職業になった人は王都に一人しかいません。それほど難しい職業なんです」
一人かぁ。すごく難しいんだな。
「これで全部ですよね?」
と、ボクは聞きながら紙を返した。
ありがとうございます、といいながらお姉さんは紙をしまって、
「はい、そうです。職業の説明はこれで終わりです。次に、職業選びに移ります。まず、この紙に触れてください」
と、お姉さんはあの紙を取り出した。またか。
ボクはちょっとあきれた感じに紙に手を置いた。
すると、
「アメンボアカイナアイウエオ」
発声練習!?
また詠唱に驚いてると次は黄色い光が出てきてボクの頭に入った。
すると脳内に、
『職業ヲ、選ンデ下サイ』
こいつ、直接脳内に!?
はい、すみません。調子のりました。
えっと脳内表示によると、さっきの下級職が選べるようだ。
うーん。HPが低いからなー。ウォリア―にしたほうがいいのかな?
でも、折角異世界に来たんだし、魔法も…。
でも…、魔物を仲間にするのも魅力的だしなぁ…。
いや、一番高い俊敏を生かす為にシーフかな?
決めた!
『シーフ!』
『OK!ソレデハ、three、two、one、Go!』
その掛け声と共にボクの体が光に包まれ、消えた。
いかがでしたでしょうか。
たまに文章のおかしいところがありますがそこはご勘弁を…あ、ダメ?ダメですか…。
いつものように更新が遅いですが気長に待ってくれてる人は待ってて、くれるといいなあ。
ではまた次回お会いしましょう。
さよなら~。