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電車の話

毎朝の電車での話。

高校一年生の時の話だ。


僕は高校入学と同時に親の転勤で少し遠いところまで引っ越していた。

そもそもH高校を選んだのも家から近いからなのに、おかげで約一時間半もかけて毎日電車通学である。

僕は毎日N線に乗って通学している。

朝、少し早く目が覚めたのでいつもより1本早い電車に乗った。

いつも通り微妙に混んでる車内に身を滑り込ませ、吊革に手を伸ばす。

ぐにっ

あっ、やばい誰かが既に掴んでたか。

そう思い目を向けた。

確かに吊革は既にうまっていたが、手首から先しかない。

ていうか手しかない。

さっ、と血の気が引いた。

嫌な予感がして周りを見回すと、全ての吊革に手首から先が掴まっている。

とりあえず僕は扉にもたれ掛かるようにして立っていたが、他に気付いてる人はいなかったので、至って平静を保とうと努力したのである。

それだけの話。

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