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独白

今日も電車の窓越しに流れる映像を眺める


僕とお前は裏切りによって結ばれた

僕はお前を裏切った

僕は僕たちの宝物を壊そうとした

それなのに君は僕たちに笑顔をくれた

君は僕たちの宝物だ


まだ慣れない電車の窓越しの風景を眺める


僕は何度もお前を裏切った

お前の心は悲鳴をあげて

崩落の一途を辿っていた

自分が自分でないみたい

お前はただただ全てを疑って


お前はお前の足で大きな一歩を踏みしめた


お前はお前自身を変えるため

効果も約束出来ない治療を受けた


一月 短い様で長かった

君が一番頑張ったね

お前もとても頑張った

僕はただただ祈った

虫のいい話だ


僕はお前と君の存在の大きさに気付いた

裏切り続けた代償はかなりのものだった

でもみんなで新年を迎えられた

ただただ僕は安堵した


昨日のボレロが心を締め付ける

僕はお前たちに何か与えられてるだろうか

僕はお前たちを今からでも幸せに出来るだろうか



出来る出来ないじゃない

やるんだ やるしかない

止まっていても時間は流れていく




裏切り者は裏切り者らしく

醜く足掻けば良い






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