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新たな力と新たな影

《アスティア=ドライトとインテラントとの導盟契約手続き及び、アスティア=ドライトとアルケミィーソーンとの心結契約手続きの完了を確認》


おや?さっきならなかったのに、今まとめてきましたか。


アルケミィーソーンとの契約が完了した後、世界の声が聞こえてきた。


♪~


世界の声が聞こえてきた後、何故か音楽が流れだした。


『なんで音楽が?』


「なんでだろうね?」


「ピィ?」


「「「ギィ?」」」


グニュ?


その場にいただれもがその音楽に首を傾げた。


《告、アスティア=ドライトとインテラント及び、アスティア=ドライトとアルケミィーソーンとの能力共有化完了》


しばらく音楽が鳴った後、突然音楽が止んでそんな世界の声が聞こえて来た。


どうやらさっきの音楽は、能力統合中に流れるものらしいですね。


ガーデンスライムの時は流れなかったのは何故でしょう?


可能性としては、ガーデンスライムとの時とは違い、インテラントとアルケミィーソーンという二組相手にした結果、統合に手間取ったからかもしれません。


《告、アスティア=ドライトに、インテラントとアルケミィーソーンの以下の能力が共有されました》


属性

刻・命


アビリティー

テレパシー・ひらめき・解析・データバンク・フェロモン・設計者・開発者・改良者・改造者・集団行動補正・階級補正・役割適性・役割補正・情報変換・調合・刷り込み・経験値貯蓄・竜化・品種改良・生命体変換


スキル

蟻酸放射・ブレス・花粉散布・芳香・射程距離上昇・ドレイン


《以上です。・・・アスティア=ドライトの所持アビリティー・スキルに、派生可能を確認。共有されたアビリティーとスキルにより、派生能力の条件が満たされました。以下の能力を得ました》


アビリティー

効能再現+ブレス

=フルーツブレス


品種改良+生命体変換+刷り込み+植物使役

=植物兵団


テレパシー+刷り込み

=親近感


消化+ドレイン

=分解吸収


フェロモン+芳香

=伝達の芳香


スキル

テレパシー+ドレイン

=精神吸収


《以上です》


『何と言うか、またいろいろ増えましたね』


インテラントとアルケミィーソーン、二体分だとしても増え過ぎなような?


『私』が思わずそう思ってしまうほど、マスターの能力がすごいスピードで増えていた。


とりあえず、増えた能力の詳細を確認しておきましょう。


『私』は、増えた能力の内容を検索した。


・テレパシー

声が届く範囲にいる相手と意思疎通が出来る。言語が理解出来なくても、ある程度の意思は伝わる。


・ひらめき

直感が強化され、物事にたいするひらめきが得やすくなる。発動確率は、その物事にたいする集中度によってある程度変化する。


・解析

視覚でとらえた対象の簡易情報が把握できる。


・データバンク

所有者の知識・解析した情報が保存され、好きな時にその情報を引き出せる。契約などをしている相手とは情報の共有も可能。


・フェロモン

任意のフェロモンを発生させる。攻撃・防衛・誘導フェロモンなどの種類がある。


・設計者

自分が必要とする物を設計する時、ひらめきの発動確率が上昇。


・開発者

自分が必要とする物を開発する時、ひらめきの発動確率が上昇。


・改良者

物を改良する時、ひらめきの発動確率が上昇。


・改造者

物を改造する時、ひらめきの発動確率が上昇。


・集団行動補正

集団で行動する時、集団の規模に応じて能力値が上昇。


・階級補正

集団での行動時、その集団での階級に応じて能力値が上昇。


・役割適性

集団での行動時、その集団での役割に応じた才能が一時的に付与される。その集団から離脱すると付与された才能は外れる。


・役割補正

集団での行動時、その集団での役割にそった行動をした時にその行動にたいして補正が入る。


・情報変換

ドレインした対象の生体情報などを果実の形に変換して保存する。


・調合

あらゆる物質・エネルギーを混ぜ合わせ、新たな物質・エネルギー・効果などを生み出せる。


・刷り込み

任意対象の認識をぼやかし、その隙に別の認識を刷り込む能力。


・経験値貯蓄

エネルギーを経験値に変換して体内に貯蓄することが可能。


・竜化

身体部位のどれかを竜化させることが可能。ただし、竜の魔力を持たないものは全身竜化はすると危険。変化後、魔力枯渇により死亡の可能性有り。


・品種改良

任意の植物を掛け合わせ、新たな性質・特徴を持った植物を誕生させることが可能。


・生命体変換

非生命体を、生命体に変換することが可能になる。


スキル

・蟻酸放射

咥内で蟻酸を発生させ、口から吐き出すことが可能になる。ただし、蟻酸に耐える能力がないと使用者が溶ける可能があるので、耐性確認は必須。


・ブレス

咥内で魔力を任意の物質・エネルギーに変化させ、口から吐き出すことが可能になる。ただし、変化後のものに耐性が無いと危険。


・花粉散布

自身の排出器官から花粉を散布することが可能。ただし、花粉の濃度の調整は不可。花粉はある程度の距離まで大まかな操作が可能。


・芳香

体表から任意の香を放つことが可能。香はある程度の距離までは流れる方向を大まかに操作可能。


・射程距離上昇

スキル発動中、遠距離・広範囲に作用する能力の射程距離が伸びる。


・ドレイン

自身の身体部位及び魔力が触れた対象から生命力などを吸収することが可能になる。ただし、自身の苦手属性の魔力などは吸収不可。



効能再現+ブレス =フルーツブレス

再現した効能物質のブレス攻撃が可能になる。


品種改良+生命体変換+刷り込み+植物使役=植物兵団

植物の兵隊を種・果実から生み出すことが可能になる。兵隊の知能は極めて低い。


テレパシー+刷り込み=親近感

自分の周囲の対象に親しみを覚えさせることが可能になる。精神耐性が高い相手、こちらに強い感情を持っている相手には効果が無い。


消化+ドレイン=分解吸収

身体部位及び魔力が触れた対象を分解し、術者が吸収することが可能になる。


フェロモン+芳香=伝達の芳香

香に意思を乗せることが可能になる。ただし、伝達が可能なのはフェロモンまたは伝達の芳香を所持する者のみ。


テレパシー+ドレイン=精神吸収


テレパシーを繋いだ自分よりも精神が弱い相手の精神を吸収することが可能になる。ただし、吸収した場合に精神に悪影響が出る可能性有。


ふむ。集団関係と技術関係などがインテラントの能力で、ドレインと変換関係などがアルケミィーソーンの能力ですね。


だいたいの能力は、インテラントとアルケミィーソーン自体の検索結果と一致しますね。しかし、いくつか何故こんな能力が?といったものもいくつかありますね。


なんですか設計者や開発者というのは?元蟻型モンスターになんでこんな能力があるのでしょう?他には刷り込みや竜化などもですね。いえ、こちらはマスターの魔力が原因でしょうか?鳥の幻獸関係で刷り込み。バジリスク関係で竜化。この二つは、その可能性が濃厚ですね。それだとやはり出所不明なのは、インテラント達の能力についてですか?いえ、そういえばインテラント達の検索結果の方に凄惨な報復がどうとかいう記載があったはず。あの時は詳しく調べませんでしたが、その報復に設計者などの能力が絡んでいるのなら、凄惨になる可能性はぐっと高くなります。詳しい内容を今から調べてみましょう。

ドッカーン!!!


『なんですか!?』


「わっ、なになに!?」


「ピィ!?」


「「「ギィ!?」」」


『私』が検索を開始しようとしたちょうどその時、遠くの方で何かが爆発したような音が聞こえて来た。


慌てて音のした方向に意識を向けると、そこでは鳥型の影が空を飛んでいた。


『あれは!やはり仲間がいましたか。マスター、すぐにあちらに向かいましょう!』


「わ、わかった。アルケミィーソーン、おねがい」


コク


マスターが頼むと、近くの茨が頷きアルケミィーソーンが根と茨を使って移動を開始した。



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