踊りませんか?
小説らしくなってきたでしょうか?賞に間に合うか?
いよいよ武道の部が終わり、残ったのは三十五人! これより舞踏の部へ移行する。
魔王が皆の前に姿を表した! その姿は普通の女の子、ただちょっと、ファッションが露出がおおく、耳?なのか角らしきものが、耳の位置に生えている、くらい。
「よくぞ勝ち残った! さぁ、踊りはどうかな?」
魔王の言葉に被るようにアルフレッドは言った!
「その前に……」
「ん?なんだ?」
「お前も死ねぇー!」
アルフレッドが大声で叫びながら、魔王に突撃する!
「ちょっと! アルフレッド!」
「何やってるんだ!」
仲間の声も届かない程、頭が沸騰しているアルフレッド。
魔王は剣を持って、赤子の相手をするように、軽くあしらう。
「どういうつもりだ?」
魔王はアルフレッドの猛攻を、片手で受け流しながら、質問した。
「ベガスのかたきだぁ!」
「ベガス?さあ覚えてないな」
「何だとぉ!?」
「だから、いちいち名前なぞ、覚えてないと」
アルフレッドが飛ばされた! 頭を強く打ったが、たちあがり再び魔王を目指す! これに触発され、キッド(チェルシー)、キディ、ナンバー、サヘル、ゴルチェも参戦する!
「やれやれ、わらわの趣向に反するが、弱い者いじめになるぞ」
魔王は炎の嵐を起こし、アルフレッド達に大ダメージを与える! ペンション出身じゃない者達は、とんだとばっちりだ! だから、魔王に味方する! いずれもドラゴンを倒した、猛者だ!
「わらわがでるまでもないか……」
そうこぼすと、魔王は空を飛んで城へ帰った。
三十五人中、アルフレッド、キッド(チェルシー)、キディ、サヘル、ナンバー、ゴルチェの六人対、他の猛者との、戦いが始まった!
まずはゴルチェがゴーレムを呼び寄せ、サヘルは魔法で援護、アルフレッド達が剣で、相手をする!
一方、魔王側は魔法使いが、五人、召喚魔法士が二人、弓矢が一人、剣と斧が残りを占める! 特に注意なのが、ドラゴンをぶった斬った、大柄な男だ! そいつには、怪力のゴーレムを盾に、ヒットアンドアェウイで少しずつ、ナンバーが傷をつけていく! キッド(チェルシー)は、一目散に敵の懐に入り、弓矢の敵をまず倒した! サヘルは魔法使い達相手に、引けをとらなかった! 早い詠唱で反撃しつつ距離を詰め、肉弾戦に持ち込んだ! これで相手は魔法が使えない! キディは多数を相手になんとか、持ちこたえている! アルフレッドは確実に一人、また一人と、やっつけていく!
ゴーレムと張り合った、大柄な男をついに、ナンバーが倒し、ゴーレムの行進だ! 次々、投げ飛ばして行く! キッドは魔法使い達を倒し! サヘルは魔法で、皆を援護する! キディはサヘルの強化魔法により、多数の敵を圧倒した! アルフレッドは、一振りで一人倒せる程、強化と実力で、みるみる敵は数を減らし、逃げる者もいた。
なんとか! 人間は倒したが、魔王がいる。それに皆疲れている! どうする! アルフレッド!
読んでくれてありがとうございます!賞に間に合うか…