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感染者の沈黙  作者: 原案・文章:岡田健八郎 キャラクターアイディア:岡田健八郎の兄 
感染
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捕獲成功

信二達は真人の安否を心配しつつも、前に進んでいた。

だが、トンネルが左右に分かれていた。

「くそっ!どうするか…」信二が悪態つきながら、考え込んだ。

「こりゃ、分かれるしかないね…」真希が力ない笑みを見せながら言った。

「仕方ない、戦力が減るのが惜しいが、俺とソフィーは右、立花と真希さんは左に」

三人は頷き、走り出す。

ソフィーが走りながら尋ねた。

「ねえ、何でさっきは真人君を無理矢理でも止めたり連れていかなかったの?」

「時間がない」

「確かに感染者が迫って来てたけど…」

「いや、俺自身の時間がない」

「?」

「気にするな」

信二は難しい顔をした。

さっきは落下してしまったから、抑制剤がいくつか折れたから、今は三本しかなかった。まさに時間がない。

感染者が一人前から走ってきた。信二は右腕に力を込め、感染者の顔面を拳で殴った。

何かが砕ける音がした。

感染者は死んだように倒れた。

ソフィーは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに真剣な顔をした。

「凄い馬鹿力だね…」

「毎日の筋トレの成果だ」

ふ~んと頷き、再び走り出した。


立花と真希は警戒しながら走っていた。

「ねえ、前にあった感染の時にはどうやって生き残ったの?」

「三割は自分の力、七割は守られてた」

「誰に?信二君?」

「ううん、相沢君にも守られてたけど、岡本紘輝君って人がほとんど」

「へ~、信二君以外にも勇敢な人が田舎にいたなんて」

「都会人は臆病者が多いのよ」

「その人どうなったの?」

「…感染したから私が殺した」

真希は申し訳ない顔と気分になった。

「その、ごめん…」

「いいのよ、気にしないで」

突然、真希が倒れた。

逞しい体をした感染者が今まさに真希に噛みつきそうだった。

立花は感染者の頭を蹴りつけた。

感染者は立ち上がり、立花を甲で殴り付けた。

立花は壁に叩きつけられた。

感染者は立花を壁に押しつけ、首を絞めるんだ。

感染者が奇声を発する。

知能のない、憎しみに満ちた感染者……だが立花は油断したせいでこの有り様だ。見下される感染者にこんな力があるとは。

息ができない。目がかすみ始める。頭痛が起きる。

立花の首を絞めるのに夢中な感染者は、真希の存在を忘れていた。

真希は眼鏡を外す。

感染者の後頭部を思いっきり殴る。

感染者が脳震盪を起こしたようにフラフラと歩き出す。

真希は躊躇いなく、感染者の頭を180度回転した。

感染者の首の肉が引き裂け、血が吹き出す。

真希が感染者の死亡を確認すると、立花に駆け寄った。

立花は咳き込んでいた。

「じゃ、行こう」

真希は手を差し出す。

立花は素直に受けとる。

真希は警察署で頂いた短機関銃を構える。

「さあ、クソッタレな地下から出ましょう。


信二が扉を見つけた。

ここから出られる。

そんな思いを感じながら、扉を開ける。

「保菌者確保」

三人の自衛隊が居た。

今回のは時間と家庭の都合上未完成です。改善される可能性があります

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