児童小説家 灰谷健次郎著 「太陽の子」
掲載日:2026/03/27
灰谷健次郎(1934〜2006)は、神戸市出身の著名な児童文学作家。
灰谷健次郎さんは元小学校教師でその経験を生かし、『兎の眼』『太陽の子』などのミリオンセラーを輩出し、人間の優しさや子供の生きる力を描き続けた。
沖縄・渡嘉敷島などで執筆活動を続け、教育現場に大きな影響を与えた。
古くから沖縄で使われる「肝苦りさ」という言葉も、作家の灰谷健次郎さんの著書で知った。だがその表現はかわいそうのニュアンスとは異なる
灰谷さんは代表作である「太陽の子」の登場人物に肝苦りさを語らせる
〈口先だけでかわいそうやなんていうてる奴ほど、痛いこともかゆいこともなんにも感じてない奴や。痛いこともかゆいこともないことをいうてるから、痛いめにあう人間がちっとも減らんのや〉
主人公のふうちゃんはクラス一の漫でリレーの学校代表選手だがアキレス腱を切って入院している間に誕生日を迎える描写がある
子供がどんなに否定や批判しても大人にしては痛くもかゆくもないまま過ごしてゆく




