表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

猫は日向で丸くなる

作者: 白夜いくと
掲載日:2026/02/14

ねんねこなぁな

おねんねコロンコロン

すやすやマンボーごろんろん

ポテルリコ


 最悪ですよ。わたしはとても眠たいのに、飼い主のケイタは変な調子で子守唄なんかを歌うものですから眠れたものではありませんに。


 酔っ払いでも、もっと上手に歌いますや。しかし目の前のケイタは、わたしをあやすように子守唄を唱えてきますのや。

 わたしの方がずっと歳上だと言うのに。


「にゃー(音痴ー)」


 皮肉も、笑顔で返されてしまいましたや。おこちゃまのケイタには、何を言っても伝わりませんなぁ。


 ……それにしても眠たい。こんなポカポカの日は、何か口実つけて眠らなあかんや。


 よぉし。


「にゃあ〜」


 捕まえた。

 両腕でケイタの手を掴んで気を逸らしたろ。これで歌声も止むやろ。


(む……ニヤッと笑ったや?)


「なんね、構ってほしいんか。ニィ太」

「にゃー!」


 図ったな。

 先に歌で構ってきたのはケイタ、お前や。わたしは眠いにぃ。このままでは寝れへんや。


(困ったにぃ)

「キャッキャ♪」

(困ったにぃ)


 困ったにぃのサンドイッチや。ケイタ……頭を洗うみたくゴシゴシ撫でてきやる。ため息つきつつ過ごすお昼時は、皿うどんの甘じょっぱい匂いがしたにぃ。


「ケイタ。お昼よー!」

「わ〜い! 皿うどんだぁー!」


 ママさんの声を聞いたらケイタは、わたしの頭部の毛にツノを作って、食卓へ走っていったや。


「にゃあ〜」


 ま。良いんやけどね。

 角立つわたしの影を見ながら伸び。


 わたし日向ひなたで丸くなる。お昼寝。ぐぅ……。






 おしまい

最後まで読んでくれてありがとうございます!

笑ってもらえて嬉しいです!四季様よりレビューも頂きました(宝物が増えました。感謝です!)

バレンタインの日に、猫の話も良いですよね!(=^・^=)♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
なんて可愛くて面白いお話でしょう!猫が好きなので、特に気に入りました。かわいそうな猫ちゃん、ただ寝たかっただけなのに。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ