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元伝説の聖女のたった1年の学生生活  作者: びわ
1章−静かな学期−
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(3)クラノストと魔法−学園案内−

 皆が廊下に並びだす。今までと同じように、隣はクラノストだ。

「それでは、案内いたしますので、ついてきてください。」

 そう言って歩き始めるへスライド先生についていく。後ろから話し声が聞こえてくる。しかし、私は隣が無言で何だか気まずい。

「……」

 しばらくの間、沈黙が流れる。待機れなくなって声を出す。

「セピノール様。何かお話いたしませんか?」

 そう話しかけると、話しかけられると全く思っていなかったらしく、少しピクリと反応したものの、無言のままだ。

「……では勝手に話しかけています。」

 そう言って笑いかけるとあり得ないような顔をさせた。

 (少しは喋りたいもの!)

 謎のやる気を出していると、後ろから視線を感じる。クラノストは、見た目もあり人気が高いようなので、それが理由だろうと、すぐわかった。

 (……いや今は、気にしたいが勝ちよね。)

 最初に行ったのは図書室単純に一番近かった。先生曰く私が書いた魔法学の本もあるそうだが…いや恥ずかしい。照れ隠しのつもりでふとクラノストを見ると、じっと地図を見ている。本当に真剣に。

(…なんか真面目で可愛い)

 しかもメモまでしてる。

(何書いてるのかしら?)

 ちょっと近づき、メモを見ようとすると、気づかれた。

「…何してるんだ。」

 眉間にシワを寄せて言う。もしかすると初めて喋ってる所を見たかもしれない。

「いっいえ、なにかメモしてるようだったので気になりまして。」

 とりあえず正直に言う。だって単純に気になる。先生が話している時の皆の反応はずっと話すか聞いてるのにメモしているクラノストは何書くんだろうか?とゆうかメモする所あったか?

「…」

 いきなり地図を押し付けられた。

 困惑しつつ見ると、図書室の本について書いてあった。

 (えーと何々?魔法学の歴史は奥で魔物についての本は2階にあって許可が必要?いやなにこれめんどくさい…)

 顔をしかめる。めんどくさい…

「えっと、魔物について興味があるのですか?」

 先生の話は聞いていたつもりだが聞き逃していた。魔物の本なんて先生はほとんど喋ってなかったのによくメモしたものだ。

「……メモを見て魔物について聞いてくるとは意外だな。」

 皮肉のようにそう言われ、少し硬なる。普通は魔物に関してメモなんて見たら確かに怖がってしまうかもしれない。でも気になるものは仕方ない。

「魔物については不思議なことが多いので、興味は…あります。」

 珍しいだろうがクラノストは興味が出たのか話し出す。

「魔物は魔石があるところに集まる。何故魔物が生まれるのか、魔石に集まるのかはいまだに魔法学の課題だ無視はできない。」

 真面目な顔で言うのでこちらも真面目な顔になる。

 (この人、思ってたよりずっと魔法が好きなんだ。)

 魔法師の家系だからといって魔法が好きとは分からない。ここまで真剣とは思っていなかった。

「は〜い皆さん。次の場所行きますよ〜

 」

 話の途中だったが、とりあえず先生についていく。次は魔法場のようだ。

「あの、セピノール様…魔物は、どうゆう存在だとお考えで?」

 ここまで真面目に魔物について考えている人は珍しい。気になってなりふり構わず言ってしまった。

「……そうだな、ただただ害悪だと言うには今魔物の資料がない。」

 普通、魔物は悪だ。存在してはいけない。そう決まっているのにこういってしまえるクラノストに興味が湧いてきた。

「なるほど、でしたら……」

「セピノール、ミレズム嬢、少々こちらに来てください。」

 先生は私たちをこまねきする。お互い目を見合わせ、先生の元に向かう。

「二人は魔法を使った事があったか?」

 魔法を使った事……前世ではいくらでも使った。でも今世はほとんどない。12歳の時にある魔法覚醒くらいだ。

「あります。」

「私も12歳の頃一度だけですが」

 正直に答えると、先生はふむふむと少し考え込み、「まあいいや」と、言っていた。

 (なにが!?安心しちゃいけないやつでは?)

 先生はニコッと笑い、私達の肩を掴む。

「では、ミレズム嬢とセピノールに、魔法を発動してもらいたいと思います。」

「「!?」」

 先生が爆弾を投下した。何の確認もなく、遠慮なく。

「先生聞いておりません。」

「とりあえずね。ここは魔法を発動しなくちゃ説明できないからね。」

「……」

 ふざけた顔に思わず睨む。クラノストの方を見ると、あきらめた顔をしていた。あきらめるしかないようだ。

「お願いしますね。」

 無茶振りして離れていった。なんかやんなきゃ!!

「えっと魔法、魔法…」

 (…今使って問題ない魔法ってなんだ?前世使ってなのは…)

「水の精霊よ、我に力を分けたまえ」

「!?」

 唱えだすと頬に痣が浮き出る。魔法を使っている印だ。人によって様々でわあるが私場合五芒星である。

「我を守りたまえオリオン−ネロ−」

 魔法を発動させれた。自分の周りに水を張る魔法。先生の方を見ると青ざめている。

 ん?なんで引いてんの?ちゃんと調べて初級魔法って書いてあったよ?最後まで詠唱したし、問題なかったはず。

「……えっと先生?」

 空気に耐えられず話しかけると、先生は肩を震わせ私をつかむ。

「本当に一度しか発動させてないんだよね?」

「はっはい。今回で2回目ですが」

 懇願するようにクラノストの方を向いたら目を見開き、あり得ないと言いたげにこちらを見ていた。

「魔法を初回で発動させるなんて、初級だろうと普通ありえないのに……!」

「……へ?」

私は投稿まで時間がかかるので次から

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