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【2025年再投稿版】蒼炎のカチュア  作者: 黒桐涼風
第二章 英雄の力
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2ー19 兄を思う妹

 はぁ~~。兄様の考えなんて、お見通しです。


 ルナを兄様から遠ざけさせるためですね。


 カチュアさん達の旅をダシに使うなんて、兄様は性格が、悪過ぎますよ。


 そうまでしてでも、兄様はルナに、父様とうさまの命を奪った連中の件に関わらせたくないんですね。


 


 ベレクトさんの話したことが本当なら、恐らく兄様はゲブンの元へ捜索しに行くでしょうね。


 八騎将の一人ゲブンは、とある街にある賭博所とばくじょを所有しているんです。


 賭博所では、人と危険種、または魔物同士を戦わせて、賭け事を行われているんです。


 兄様が目を付けているのは、賭博に使われる魔物です。


 魔物はとらえる事すら、困難なのに、ゲブンはその賭博用の魔物を大量に仕入れているんです。


 兄様はその魔物を流通している者がいるとにらんでいるんです。


 理由は分かりませんが、魔術研究員だった父様の命を奪ったのは、組織絡みに巻き込まれたと兄様は考え、以前からゲブンに目を付けていたんだよ。


 しかし、暗躍する組織は数えきれない程、存在するようですが、その中から父様の命を奪った組織を見つけるのは困難です。


 まさか、かたぱしから組織を潰しに掛かろうとしているのでしょうか? でも、兄様ならやりそうです。仮に父様の命を奪った連中じゃなくっても、民の暮らしに悪影響を生み出すなら、潰しに掛かるでしょうね。


 外道殺しの異名を付けられてでも。


 そんな相手に、ルナを関わらせたくないんですね。兄様は。


 だけど、出会ったばかりのカチュアさん達に、ルナを任せるなんて、信頼するにも早過ぎます。


 確かに、ルナもすぐに打ち解けましたけど。


 それに、あの二人の前では、兄様は()()()()()()()()()()()()


 いつもは、笑っているんです。しかし、ルナから言わせれば、兄様は表面上は笑っているように見えますが、心の底から笑っていないように感じるんです。

 父様が亡くなってからずっとです。


 


 それにしても、向かう先が、セシル王国ですか。


 確かに、国境を跨いだ安全な国は今のところは、セシルしかありません。


 他の国は、コルネリア帝国とは友好関係は気づけていません。しかし、セシルも国としてみれば、友好関係は気づけていません。


 シグマ様とセシル王は二十年前の悪帝の戦いで共に戦った戦友せんゆうでした。現在でも、交流はあるみたいですね。


 だから、兄様は、ルナ達にセシルへ向かうようにしたのです。


 セシル王は『賢王』の異名を持つ立派な方です。……一応。うん、一応実績は本物ですから。シグマ様が証人です。


 ところで、カチュアさんとエドナさんを連れて大丈夫なんでしょうか? だって、セシル王は……。

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本日の投稿も12:00に1話のみの投稿になります。

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