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ナレーション 蒼炎伝説
ユグドラ歴千百二十九年。八ノ月。
蒼黒戦争 終戦日。
これは戦争……。そして、私ことシェリアと、あの男との、最後の戦いだ。
覚悟はもう決めている。私に、もう迷いはない。この戦いで、あいつと、けりを付ける。
前方を見渡すと、やはり敵は大軍。しかも、敵は人ではない。いや、人はいるにはいる。ただ、人と、言うべき者は、あの軍勢の中でたったの一人だけだ。
それは、血の繋がりはないけど、私の兄メリオダス。そして、これから私が……いいえ、私達が倒さなければならない敵。
かつて、優しかった兄。そんな兄だったけど、その面影はなくなってしまった。変わり果てた現在の兄は、人々からこう呼ばれている。ネクロマンサーまたは、古から、伝われている、人々に恐怖を与える存在、厄災と。




