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この連載作品は未完結のまま約半年以上の間、更新されていません。
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卵殻はいつか剥がれてー1000年後の世界で、卵殻の身体と異能力を手に入れた少年少女が "取り戻す” ためのお話ー

作者:折傘 庵
世界が終わる少し前の話。
人類は、人一人と引き換えに一つ何かを手に入れることができる、魔法みたいな『機械』を手に入れた。
ルールは簡単。
生物を願わないこと。
一度に一つ以上願わないこと。
『機械』の中に寝かせた適性のある人間は、静かな光りに包まれて消える。それから少しの時間を置いて再びその人が現れたとき、指一本触れればたちまち卵の殻の割れるように崩れて、その内側から、望んだものが溢れ出してくる。
概念でも、物体でも、強大でも繊細でも、生物以外は何でも手に入る。
そんな反則みたいな機械を手に入れて、それでも、人も他の生命も、皆滅んだ。

それからずっと先の話、世界が丸ごと滅んだ遥かあと。
空っぽになった地球でやがて目覚めたのは、二つ以上を願われてしまった存在、卵殻者達だった。
『機械』のルールに違反したそのせいで、割れきることができなかった、哀れな卵の殻。
卵殻者の一人である神御成音湖はその日、何百、何千年ぶりに目を開けた。
見知った高校の保健室、そのベッドの上、音湖の身体は卵の殻のように変わっていて、その内側にはー

彼らは擬似的な生に囚われて、平坦な日々をただ過ごす。
それぞれの願いの、叶うその日を切望して。
1:跡取り二人
2024/09/01 21:58
2:整理
2024/09/03 00:36
3:責任
2024/09/03 19:34
4:世界のこと、少し。
2024/09/04 19:54
5:元人間
2024/09/05 20:01
6:本能
2024/09/06 23:18
7:夢の中で
2024/09/07 18:37
9:隠し事
2024/09/10 23:49
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