毎日同じ悪口ばっかり言うヤツらより、ウチのインコのほうが賢い。
『なろう』では初めての投稿になります。
作品内の会話の内容が誤字っぽいですが事実なので、よろしくお願いします。
「オイ!いつも黙ってないで何か言い返してみろよ!ブス!」
「……へぇ~、やっと他の言葉も覚えて、しゃべれるようになったんだ。おめでとう」ペチペチペチペチ
「!?!?」
何を言われたのか理解できないって顔で戸惑ってるバカ男子を見ながら、面倒臭そうに拍手する私。
うん、爽やかな朝…じゃなかった。
溜まりに溜まった私のストレスを大自然が演出してくれてるような、土砂降り寸前な空模様ですよ。
さて、拍手は4回で充分…というより、手の平が痛くなるので、これ以上は無理。
「…オマエ何わかのわけれんこと言ったてんだよ!」
「っ!!……やっと今日、しゃべれるようになった2回目が黒歴史的…」
「ふぇっ!?」
赤ペンの先生から訂正入れられるような言い間違いするなよ!
思わず噴き出しそうになったよ!(笑)
しかも「ふぇっ!?」って!(笑)
私の腹筋さんが震えてるよ!(笑)
「アンタさぁ、昨日までの10日間で私に言った言葉って覚えてる?『ブス』『アホ』『バカ』『マヌケ』『シネ』の単語5種類だけだよ。やっと単語以上の文章をしゃべれるようになったんだ~、って感心したから『おめでとう』って言ってあげてんのに礼も無しか。アンタのことだから覚えてられなかったんだろうけど、『アホ』が38回、『バカ』が24回、『マヌケ』が18回、『シネ』が27回、さっき言ったのを入れて『ブス』が52回ね。昨日までの記録があるけど要る?」
「えっ……えっと……えっと……」
「はいはい、今日は『ブス』が1回、『えっと』が2回半ね」
「………………」
「はぁ…もう言葉忘れたの?毎日『おはよう!』と『いってらっしゃい!気を付けてね?』って言ってくれるウチのインコのほうが賢いわ。アンタと違って物凄く可愛いしね」
おいおい~、アホ少年~、そんなに落ち込むなよ~。
『可愛いインコに負けたアホくん』って、学校中に広まって、有名人になっちゃうぞ~?
まさか3日も休むほどの、精神防御に大ダメージだったとは…予想外だよ!!(笑)
当時飼っていた賢いインコは、セキセイインコ(羽色:ルチノーの♂)です。
奇跡が起きて、評価の☆が1つでも付けば、他の『ウチのインコのほうが賢い』を投稿するかも知れません。