1ー⑦ 美人局?
よろしくお願いします
昨日はあれからエルフちゃん達から色々な話しを聞きました。それはもうエロエロな話しを!そんでもってエルフちゃん達のフォーメーションが変わり巨乳ちゃんと幼女ちゃんが、ぴったりとくっついてお話ししてくれるのです。特に巨乳ちゃんは乳を押しつけ手をおっさんの腿にそっと置き耳元で囁く様に話すというキャバクラの基本テクニックを使われこのおっさんはもうメロメロですよ。そんなんで美人さんは無理でしたが巨乳ちゃんはアフターOK。そんで村長の宿屋で巨乳ちゃんとハッスルしちゃった訳ですよ。え?手が早いだって?何を言ってるんですか。チャンスは速やかに最大に活かすのはサラリーマンの基本ですよ?まあ自己弁護ですが…。
それに巨乳ちゃんはたぶん娼婦経験が有ると思う。いくらプライベートボッチな俺でもこの展開はおかしいと解る…本当だよ?それに巨乳ちゃんは風俗で働く子特有の笑顔と雰囲気をしていたからね。風俗嬢は安パイな上客でも中々プライベートには干渉させません。初めて会った客ならなおさらです。客が不快に思わない笑顔で接してこれ以上自分にハマらない様にするのです。下手に極上スマイルや凄いサービスをするとストーカーみたいな勘違い野郎が出てきて身の危険ですからね。彼女等はお金に対してサービスして仕事をしているだけなのですから。…なぜこんなに詳しいのかは聞かないでください。40過ぎのおっさんには色々あるのですよ色々と、人肌恋しくなる事とかね…
まあ、おそらく村の評判を落とさない為に村長があてがったというのが正解だと思うけど。
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朝、ミケとトモエに会った時に
『…イカ臭いわね。盛り過ぎよこの愚弟!』
『ナツく〜ん、ヤリ過ぎは良く無いとお姉ちゃんは思うな〜。おサルさんだよ〜』
と言われチョー気不味い雰囲気の中で朝食を食べてます。
食後のお茶を飲んでいると村長のタテットさんがやって来た。
「ゆっくりとお休みになられましたでしょうか?」
俺の顔を見てニヤリと笑いながら聞いてくる。その顔は全て知っていて『昨晩は激しかったですね』と言っていた。だから俺は
「ええ、おかげさまでとてもスッキリとした寝覚めでした」
と賢者モードのアルカイックスマイルで返した。大人の男のマナーですな。
「それは良かったです。それでは今から昨日払う事が出来なかった謝礼金の精算をしてもよろしいですか?」
「もちろんです。………ン?…精算?」
「ええ、精算です。」
ニッコリと答えながら1枚の紙を差し出してくる村長。それは…………
テーブルチャージ 50セニ
コンパニオンセット 100セニ
追加コンパニオン×3 300セニ
追加ドリンク×5 50セニ
スイーツ×3 30セニ
ペット持ち込み×2 200セニ
ペットドリンク大×2 40セニ
ペットケアサービス×2 200セニ
延長×2 800セニ
店外デート 500セニ
スペシャルサービス♡ 1000セニ
宿泊料金 150セニ
食事代 夕、朝×3 60セニ
お会計 3480セニ
【 注: 昨日聞いたところ1セニ100円くらいです。】
…………明細書だった。メッチャぼったくりな金額では無く地味に各項目が高いのがムカつく。いい笑顔で村長がさらに言う。
「ところでナツオ殿。昨晩の子とのスペシャルサービスではもちろん紳士的に接してもらえましたよね?」
「…ええ当然です。自分は紳士ですからね」
まあ一部、紳士では無くビースト的な肉体的箇所があったが。断じて変態紳士ではありませんでした。
「…では当然、避妊はして頂けましたよね?紳士として」
「えっ!?で、でも何も言われなかったし!近藤サンちの薄子ちゃんも無かったし!!」
岡○理研ゴムさんには昔からお世話になってます。まあ、お金を媒介とするお店意外ではお世話になった事はありませんが……なんて現実逃避してる場合じゃなかった!巨乳ちゃんは何も言わなかったから避妊魔法とかがあって大丈夫なんだと思ってたけど違うらしい。村長の態度を観るにどうやら異世界版美人局みたいなもんに引っ掛かっちゃったみたいだな。もっともこの場合謝礼金をゼロにして、あわよくば利益を得ようとしてる感じか…さて、どうしよう。
「おぉ〜、それは困りましたな〜。…色々な責任を取って頂く事態にならなければ良いのですが…」
と顔を左右に振りつつ手で顔を覆い大袈裟な仕草をする村長。時折チラッチラッとこちらを見るのが憎たらしい。だから俺は言ってやった…
「反省はしている。だが後悔はしていない。それに……当たらなければ、どうという事は無い!!」
仮面のカッコイイ人のセリフをゲスい意味で…。
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