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異世界へリストラ!さよなら現実、こんにちは異世界!(仮)  作者: hiko,t
第2章 ここは王都の下町、フォルス町
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2ー2 サッカー?

よろしくお願いします。


八百屋のおばちゃんに説教された後、ミケと一緒に公園に行く事にしました。

先に公園に行ってしまったマーク君(6歳)の妹のマレーレちゃん(3歳)にモフられ中のミケ。

マレーレちゃんに公園に行く事を告げると、モフりを止め後ろから抱きかかえて移動しようとしています。しかしミケは猫にしては大きい上に太…ゲッフンゲッフンですし、マレーレちゃんもまだ3歳で小さいので仲々抱えられない。そして『う~~ん、うーーん!』と頑張っているのですがミケの後ろ脚は地面に着いたままです。


「う~~ん! だめだ~ ミケしゃ~んおもい~」


世界が凍りました。純真無垢な子供のセリフは時に刃物よりも鋭い凶器となるのです。


「ミャッ!!………マ、マレーレ、レディーに対して重いなんて言っちゃダメよ!たまたま…そう!たまたまよ!そ、それに私は他のネコ(レディー)よりも身体が大きいから………」


猫語。動揺が隠しきれないミケだけど、自分は知っているんです。

向こうの世界から密かに体重計を持ち込み、体重計に乗る度に


『間違っているのは私じゃない、体重計が間違っているんだ!』


とポーズを決め○ルーシュの様なセリフを毎回言っているのを。…コード○アスは超好きでした。年を取って白髪になったらシャル○皇帝の様なおっさん縦ロールもアリかと思った事もありました。リアルでするとマジキモなのでしませんが…


なんとか公園に行く事が出来てトモエと合流。

ご町内チルドレン5 vs 自分とトモエチームでサッカーをします。ちなみにミケは審判役ですが『…あっ、あの雲…秋刀魚に似てるわ……』などと空を眺めて黄昏ながら現実逃避していました。

サッカーは以前に自分がご町内チルドレンに教えてあげた遊びで、もちろん子供用ボールもあげましたよ。

そしてサッカーでは子供たちに今の内から娑婆の厳しさという物を教えようと思い(おっさん的言い訳)、大きいバージョンのトモエをゴール前に横向きで配置して、ゴール枠内を全て封鎖するという大人気ない鉄壁の守りをしました。

もちろんご町内チルドレンからは…


「あッ!汚ねえー!」

「反則!反則~!」

「おっさんヒキョウー!」

「………(ジト目)」

「おじちゃん、しゃいて~」



などと言われましたが、心のライフゲージはまだ大丈夫です。

何せ日本では係長でしたから!部下からどんなにブーイングされようとも『ふ〜ん、あっそ!』と上司から回って来た仕事を押し付けていましたからね、このくらいじゃヘコタレんのですよ!

そして自分は、左の掌を顔に当て右手でご町内チルドレン達を指差すと云う厨二病全開のポーズをキメキメで言いました!


「クハハハハ、世の中の大人は汚く社会は厳しいのだガキンチョ共よ!」


…とても40過ぎのおっさんが子供達に対してする言動ではありませんが、とりあえず開始の合図をミケにしてもらいます。


「……ニャ~~」


試合開始です。





◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇






あと少しで夕方です。サッカーも終わり子供達が手を振りながら帰って行きます。


「じゃあなー!」

「明日もね~」

「ミケしゃん、トモしゃんばいば~い」

「バイバ~イ、また遊ぼうねー」

「ザマミロおっさん!またな~」


「みんな~、気を付けて帰るんだよ〜。またね~」


トモエが尻尾をフリフリしながらご町内チルドレン達に挨拶しています。どうやらトモエは満足だったようです。まあアレだけハッチャケればね………

子供達の挨拶で解る様に、このおっさん負けました。

まあ、動くボールを目の前にしてトモエが"伏せ"や"待て"を出来るはずが無く、ゴール前から猛烈ダッシュ。

ボールを咥えて尻尾をフリフリ、ゴールに戻って来てオウンゴール。

子供達が蹴ったボールもナイスカットからの、やっぱりゴールまでボールを咥えて戻って来てのオウンゴール。

さすがに自分もマズイと思い、子供相手に大人気なくガチになって超本気のミドルシュート!相手のゴール寸前で何故かトモエが尻尾でナイスセービング。

そしてやっぱりボールを咥えて戻って来てオウンゴール。

………スーパープレイ連発かもしれないけど、何かもうサッカーじゃ無いし。

犬はやっぱり何かを咥えると元の場所に戻って来てしまうモフモフだと改めて実感しました。犬の訓練士って偉大なんですね。そして自分は大人気ない言動に反省。ミケはホイッスル代わりにニャ~ニャ~。


と、この様にフォルス町ご町内の子供達とも仲良くやっています。

でも今日は、このまま真っ直ぐお家に帰りたいと思う中間管理職だったおっさんです。






お読み頂きありがとうございます。

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