人魚姫
深い深い海の底、人魚の王国にそれはそれはうつくs...ゲフンゲフン、とりあえず王様の娘っぽいのが6人いました。
15歳の誕生日を迎えると、人魚たちは海の上に行けるようになるのでした。
ある日とうとう王様の末の娘が、15歳の誕生日を迎えました。
名前をレーナ。
レーナは上の姉が語る地上の世界が恐ろしくてなりません。
「ローデリックお姉さま、地上には本当にニンゲンという蛮族がいるの?」
「そうそう、アイツ偶然海面に出たオレに向かって睨みつけて、弾が飛び出す筒向けてきやがって『レーナとイチャコラしてんじゃねぇぞ!!』って脅してくんだよ。
マジあいつアホだろ!」
「リ、リリーお姉さまも網に捕まったって本当?」
「そうなんですよ~!
海底さらうようにでっかい網が迫ってきて、あっという間でしたよ。
船に揚げられたら人相の悪い男が『チッ!ハズレか!!』って言いやがるんですよ。
あれは一種のヘンタイですね!」
「「と、いうわけでアホなヘンタイにはよく気をつけて行ってね!」」
と賑やかに5人の姉?から見送られて海面に来ると、ちょうど嵐の夜でした。
このままならなんとか無事に家に帰れそうです。
すると遠くに明かりがチラチラ見えます。
気になって近寄ってみると、それはそれは豪華な客船でした。
...悪寒がします。
回れ右をして帰ろうとすると、鋭い視線を背中に感じます。
思わず振り返ると、甲板にきらびやかな格好をした王子が......海に飛び込みました。
「んんっ?!」
今の絶対落ちたんじゃないよね?
飛び込んだよね?!
綺麗な飛び込みしてたよ?!
さすがにそのまま放置したら、後々気分が悪くなりそうなレーナは王子様を助けに行きます。
荒れ狂う波間からなんとか探し出して、王子を海岸に横たえたレーナでしたが、王子の腕がガッチリと腰を抱えて離れません。
早くこの腕から抜け出さなくては...!
詰んだっ!
オワタ!!
必死で抜け出そうとするレーナには、薄目を開けてニヤニヤするヘンタイに気づきません。
(レーナの柔らかさや匂いを堪能し満足して)ようやく目覚めた王子は満面の笑みでレーナを抱きかかえ、本来海岸で発見してくれるはずの隣国の王女巫女に「寒イボッッ!!」と叫びながら蹴散らして城に帰還しました。
そしてフィレス王子は「レーナの声欲しいとか魔女ナメンナ!潰すぞ?」とキレながら、自らの強力な魔術を使い、レーナの尾びれを人間の足に変え妃にしてしまいました。
......魔女は暇です。
その頃海の中では「レーナ帰ってこないね」とか「ヘンタイの執着半端ナシッ!!」とか言われてましたとさ。
メール、ブクマありがとうです
( ;∀;)




