流星を見た
混迷し、戦いが激化する世界に突如として現れた謎の国家、ゲルツェン共和国。
ゲルツェンは大きな武力を持ち、世界各国にリソースを持って実質的に地球を殆ど我が物としていた。
A国、C国は技術面で大敗し、J国、R国もその強さによって地図から消えたーーーー。
J.C095年。ゲルツェン設立から約70年。技術は大幅に発達し、人類は簡単に宇宙に出れるようになった。その際、いち早くそれに目をつけたのはかつてとある国でゲルツェンの脅威を殆ど受けさせることなく、国の脱出に成功させた組織。
70年経った現在でも、その名は忘れられず、ゲルツェン共和国本部に深く知れ渡っている。
その名は、『T'R'I'G'G'E'R'』!
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ゲルツェン共和国 宇宙監視塔
海沿いの監視塔の職員が突然叫んだ。
「何だあれは!?」
「どうした?」
「相馬少佐!あの空に奇妙な流星が!」
「はぁ……流れ星が見つかって嬉しいのは分かるが仕事に集中しろ。」
「いえそれが……真っ直ぐ此方に向かってきます!」
流星と思われたものは、所属不明の戦闘機であった。
青い戦闘機がこちらへ向かって真っ直ぐ飛んで来ていた。
「目標確認、銀河エレベーターは既に破壊してある。」
『よし、ブルーウィング、攻撃を開始せよ。』
「任務了解。ミサイル発射!」
ブルーウィングの両翼下からミサイルが飛び出し、監視塔に向かって発射される。
監視塔は破壊され、根元から地面に倒れ伏した。
「俺とコイツを見た宿命だ。ここで消えてもらわないと困る。おっと、これを忘れていた。」
パイロットは手に持っていた銃の銃口をコックピットのレバーに刺すと、再び操縦に入り、そのまま監視塔を超えてゲルツェン共和国内部に入っていった。
「驚いたな……まさか一撃とはな。あの青い戦闘機は見かけによらずかなりの攻撃力を持っているようだ。」
ギリギリ塔から脱出した相馬は、服の袖に隠していた通信機を起動させ、ゲルツェン共和国本部に連絡を入れる。
「こちら相馬木屑。青い戦闘機の潜入を許した。あと死者一名、そいつの家族によろしく言っておいてくれ。」
『確認しました。少佐は何を?』
「その戦闘機を殺しに行く。すまんが、ここに待機してあるホーク03を借りるぞ。」
相馬はその灰色の戦闘機に乗ると、ブルーウィングを追って基地に入った。
「ここは……軍事基地か。」
基地内部には多くの戦闘機が置いてあった。
しかしまだ使われた形跡は存在せず、傷一つない新品だった。
「ちょっと違うな…ここは兵器のテスト場所だ。」
03がブルーウィングに追いつき、通信越しに相馬がパイロットに語る。
「青い戦闘機のパイロット。今すぐその機体から降りろ。従わなければ、君を殺すことになる。」
(まだ若い……私の亡くした弟と同じくらいか。)
「忠告してくれた所すまないが、あいにくそれは出来ない!お前はさっきの塔の生き残りだな?なら俺の情報を持ち帰らせる訳には行かない。始末する!」
ブルーウィングが機銃で03に威嚇射撃をする。
「早い……しかし見切れないほどではないな!」
03はその銃撃をくぐり抜け、ブルーウィングに突っ込む。
「体当たりか……?いや、あのようなパイロットが簡単にそんな事をする訳がない……近接兵器か!?」
「少し気づくのが遅かったな。熱断刀と言う。」
03の機種から伸びた刀が熱で先端が赤く染まり、ブルーウィングに刺さる。
「グッ…………仕方ないな。作戦変更!」
ブルーウィングは操縦席に熱断刀が刺さり、ショートして海に落ちて行った。
「呆気ない物だな………あぁ、私だ。私の報告と似た戦闘機を見た!?」
海岸基地には黄色い機体。。
港には黒い機体。
宇宙エレベーターには赤い機体。
空軍基地には白い機体。
「合計4機か……いや、私の仕留めた戦闘機がまだ生きていれば5機。まんまとやられたな。」
相馬は結果的に4機の潜入を許してしまったことを憂い、03を戻すと遺体を拾いに監視塔へ戻っていった。
はい新連載です。ちなみに今後はキャラクターの容姿的な所は全てまとめて徹底ガイドの方で明かすので、そちらよろしくお願いします。




