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プロローグ。
俺は走っていた。
必死に走っていた。
なんでこんなことになったんだろうか。
なんで俺がこんなことに巻き込まれなきゃいけなかったんだろうか。
確かに望んだ。
何か面白いことが起きないだろうか、と。
でもこれはない。
こんなことなら早く帰っておくんだった。
殺される。
だんだん迫ってくる。
このままじゃ本当に殺される。
俺は殺される。
奴に殺される。
やっぱり助かるには殺すしかないのか…?
奴は多分必死だ。
必死に俺を追いかけてきている。
でも俺だって殺されるわけにはいかない。
だから殺す。
殺す、殺す、殺す殺す殺す。
殺してやる。
またあの平穏で平凡な日常に戻ってやる――
連載物が3つになりました!!!
いやあああ…大変だ…




