時代背景
今日からマイペースに更新していきます。
「古き英雄の新たな物語」とは大筋は同じにしようと思いますが、細かいところが変わっています。
かつて、『古き英雄』と呼ばれた者――影。
――アテムス大陸、オルメス国――首都オルメス
赤道を北におき、南東に広がる大陸――通称アテムス大陸には六つの大国が存在しており、その一つオルメス国に影はいた。六つの大国の中でもオルメス国とアルマス帝国この二国は強国と呼ばれており、周辺諸国最強のアルマス帝国、そしてアルマス帝国が唯一警戒するオルメス国、アテムス大陸に住む人々はそう呼んだ。
何故オルメス国がアテムス大陸最強国家――アルマス帝国から警戒されていたのか?
そして何故残りの四か国もオルメス国を警戒していたのか?
理由は明白。
たった一人の存在がオルメス国を強国までに成長させたからである。
失礼、これは少々間違いだ。少なくとも今は。
たった一人の存在があまりにも大きく、あまりにも偉大だったから。と訂正しておく。
人類が魔法を使うようになった時代。人は魔力と呼ばれる物質を発見、更には体内で生成する事が出来るようになった。簡単に説明するならば人の進化だ。人が進化したのには理由がある。
西暦2157年人類は地球外生命体である魔人の攻撃を受け人類滅亡の危機に立たされる。西暦2100年を過ぎた頃から、魔人は人類が魔法を使えるようになった事を火星からずっと観察していた。
元々火星では魔法を使える魔人が人間達より高次元の存在として数千年前から存在していた。しかし人が変わりゆく時代に合わせ進化し魔法を使えるようになったある日火星に住む魔人をたまたま発見してしまう。そんな人間に魔人が恐怖を感じた事が人間と魔人が戦争をするようになった原因である。
人間は地球と言う星で生態系のピラミッドの頂点に存在する。
魔人は火星と言う星で生態系のピラミッドの頂点に存在する。
魔法とは科学技術の進化によって生み出された技術の一つ。人間も最初は地球上に観測される魔力を使い魔法を行使していた。しかし魔人との戦争が大きくなるにつれて、それでは生き残る事が難しくなってしまう。魔人は己の体内で魔力を生成し魔法を使う。周囲の魔力がない場所では人間はただの障害物程度の存在であり無力だった。
そんなある日、人間の生存本能が目を覚まし突然変異――進化。それが魔人と同じく体内で魔力を生成し魔法をどこでも使える新人類の誕生である。それを機に人類は反撃を開始する。人類は周囲の魔力を使い発動する魔法を古代魔法、己の体内にある魔力を使い発動する魔法を現代魔法とそれぞれ呼んだ。
時代が進むに連れて古代魔法は使われなくなり、現代魔法が使われるようになっていく。これは利便性の観点から見れば必然であった。
古代魔法、現代魔法にはそれぞれ階級が存在する。
全ての魔法は、
下級魔法、中級魔法、上級魔法の三つの階級に振り分けられる――
――はずだが、上級魔法の上には更にもう一つ階級が存在する。
それは神話級と呼ばれ、噂程度にしか皆が知らない正に神の領域とされる魔法。
噂では他の魔法の追随を許さないとまで言われている。
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