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台風

作者: 犬日目

台風が来る、というので騒つく、


ハートを容れたガラスの器が。


仕事で携わる利用者さんは、


犬日目さん、明日は台風、地球が温暖化したため、


台風が発生するらしいですよ、と。


ユング説くアニマのごと、


くふふん、と笑った。


疾風、怒涛と。


そんな手垢まみれの、cliché が、


耳の奥に鎖された、ガラガラ蛇みたいに


鱗もつアニマ、鱗もつ影のようにだ


どよめく


のだ、


ガラスに立つ鳥肌、ふるえ、ひだ、皺。


ガラスは冷め、おぞけ、また


熱病におののく。


大地に対峙する


わたくし、という


そのことそのもの


或いはガラス容器について


答は風のなかとなる、


のか。


萎えて立つガラス籠めた心肺よ愛しき。


了。

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