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徒然なるままに生きたい  作者: おろしポン
5/13

5話

いつもお読み頂きありがとうございます

橘達とショッピングモールへ行ってから早数日が経った。


結局俺は橘にお礼とか気にしなくて良いと言えていない。


席が隣なので話すタイミングなんて幾らでもあると思うかも知れないが、普段あまり人に話し掛ける事をしない人間にとって自分から話しを切り出すというのは案外難しいなのだ。


いざ話し掛けようと思っても緊張するし、橘相手にどう話したらいいかよく分からず結局ズルズルと日にちだけが過ぎていき、学校のある平日は終わり気付いたらもう土曜で休日である。


俺は「もういいか」

と半ばどうでもよくなっており、今日はこの間行ったショッピングモールに一人漫画を買いに来ていた。


月に二回俺は学校の休日に漫画を買いにショッピングモール内にある本屋に足繁く通っているのだ。


今日は目当ての漫画達を買い終えホクホク顔の俺はこのまま家に直帰するか、それとも近くの喫茶店か何かでゆっくり買った漫画を読むか考えながらモール内をぶらぶらしていた。普段あまり出歩かないので偶にこうして好きな物を買いに来るとつい寄り道をしようかと考えてしまう。結構家以外で漫画読むのって楽しいからな


よし、今日はどこかに入って買った漫画でも読むか……どこにしようかなぁ。

と考えた俺は近くにあったモール内の案内図を見ていた。フードコートの他にもいくつかゆっくり漫画が読める様なカフェみたいなのがあるので吟味してみる


俺がそんな事をしていると、ジーパンがクイクイとされている感触を感じた



なんぞやと思いその感触のする方を見てみると、小さな手が俺のジーパンを掴んでおり

更に視線を動かすと小さな女の子がそこには居た


え?何、一体全体どうしたのかと若干戸惑った俺は努めて冷静にその小さな少女に尋ねてみる事にした



「えっと………何?、どうしたのお嬢ちゃん」


すると小さい子特有の若干の舌足らずな口調で女の子は

「あのね、迷子なの」と言ってきた


「迷子?お母さんとはぐれちゃったの?」


「ううん。おねえちゃん!おねえちゃんが迷子なの!!」



お、おう。アナタじゃなくてお姉ちゃんが迷子なのね……今頃泣いてるのかしらお姉ちゃん



「あのね。おねえちゃんがお服をみてたからナナもお服みてたけど、きづいたらここにいた……おねえちゃん迷子」



うん。それは完璧君が迷子だね!

だけどどうしたものか……この子のお姉ちゃんとやらを探すか?……いや、手っ取り早く迷子センターにこの子連れて行くか



「よし。そしたらお兄ちゃんと迷子センターに行こうか」


「迷子センター? そこにおねえちゃんいるの?」


「え?あ、うん。……お姉ちゃん居るよ、たぶん」


適当にそう言い、案内板で迷子センターを見つけたのでそこにこの子を連れて行くことにした


「じゃ、行こうか。お嬢ちゃんお名前は?」


「ナナ!」


「よし、ナナちゃんお兄ちゃんと迷子センターまで一緒に行こう」


「うん!」

ナナというその子は満面の笑みを浮かべて返事をした


俺が先頭に立って歩き出そうとしたら突然手を握られた


「手、つなぐ!」

そう言ってまた笑みを浮かべ手を繋いできた


不審者とか見られないかな俺……大丈夫かな。そう見られない事を祈ろう


ナナいう女の子と手を繋ぎ、迷子センターに向かおうとしたその時女性の声が聞こえてきた


「ナナ!やっと見つけた!!」

お読み頂きありがとうございました!続きも出来るだけ早く投稿したいと思っていますので、読んで頂ける幸いです。もし誤字脱字等ありましたら教えて頂けると助かります。宜しくお願いしますm(__)m


また、自分のもう一つの拙作、「一応職業勇者ですが、何か?」も読んで頂けると嬉しいです!



それでは次回お会い出来ればと思います

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