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徒然なるままに生きたい  作者: おろしポン
12/13

11話②

本日2話目です。小説書くのって難しい……

 橘はコーヒーカップをお皿の上に置くとコチラを見据えてきた


「改めて、お礼を言わせてもらうわ。教科書とこの間ショッピングモールについて来てくれてありがとう、助かりました」

 そう言うと橘は頭を軽く下げてきた


 頭を下げられてビックリしたのか俺は咄嗟に言葉が出た


「あ、いやいやいや、そんな全然。頭を下げてもらう程の事じゃないって。頭上げて下さいよ」


 俺がそう言うと彼女は頭を上げてくれた


「それでも、助かったわ。特にショッピングモールはホントに助かったの。ありがとう」


「いや、別に……。まぁ、ビックリはしたけども…」


 頬を軽く掻いて俺がそう答えると、橘は伏し目がちになった橘が


「そうよね。悪いとは思ったのだけれど、しつこかったから諦めて行くことにしたのよ。でも、一人では行きたくなくて…」

 と言ってきた


「そんなに一人で行きたくなかったの?」


「一人でとは言わず、まず行きたくなかったわね」

 今度は力強い目つきでそう答えてくる


 そんなにですか……


「大体何なのよあれは。寄ってたかって好き放題言ってきて。もっと積極的にクラスと関わった方がいい?皆んなと仲良くして友達作れ?冗談じゃないわ、私は別に一人でも十分だし、誰とも親しくしようなんて考えてないわ!それを自分達の価値観を押し付けてきて……ムカつくわね」


 メッチャ言うじゃないですか、確かに一連のやりとりを見てた俺もそう思ったけれども


 いきなり毒を吐きだすものだから俺は苦笑いを浮かべるしかない

 まぁ、ショッピングモールに誘った和泉は別の目的もあっただろうが…


 てか、こんな橘初めて見たな…

 取り敢えず許せない、ムカつくと激おこプンプン丸な橘を俺はどうにか宥めることにした


「ま、まぁ、クラスメイトと仲良くした方が円滑に物事進むのは確かかもな」


 俺が取り成す様に言うと、橘は俺を軽く睨む様に見つめてきた


「貴方もそういう事言うの?私は間違ってるって、そう言いたいのかしら?」


 そう橘は言ってきた。俺は

「いや、そんな事思ってないよ。てか、正直俺も同じ意見だよ?価値観押し付けるのはどうかと思うし、第一クラスの連中とどう付き合うかなんてその人次第ですよ。それにそんな事言ったら俺なんてどうなっちゃうの?俺も基本しがらみとか面倒くさいし気楽でいたくて程良い関係でクラスメイトとかと接してたら、仲の良い友達て呼べる人なんて今いないし」


 更に俺は続ける


「まぁ、何が言いたいかっていうと、別に橘は今のままでいいじゃないんすか?橘は橘だろ?まぁ、俺が言えた義理じゃないとは思うけど」


 俺が思った事を全部言うと、橘は見開いた目をパチパチと瞬きをする


 あら、なんかマズった?


 俺がそう内心焦っていると、橘は


「そうね、その通りね」


 と言いクスッと笑った


 その不意な笑顔につい少しドキリとしてしまった俺は顔に若干熱が帯びるのが分かった


 暑いな……


 火照った顔を冷ますため時間が経ち冷めたであろう残りのコーヒーを一気に飲み干す。しかし、俺の思いとは裏腹に飲んだコーヒーにはまだ微かに熱が残っていた………


お読み頂きありがとうございます。如何でしたでしょうか?


もし面白い、続きが気になると思って下さる方がいましたらブックマーク・評価・感想など下さると幸いです。


執筆のモチベーションに繋がりますので是非お願いします



それでは、次回またお会い出来る事を祈って


おろしポン

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