【序章《プロローグ》-今は昔-】
この度は、AURA FANTASYをお手に取って下さり、誠に有り難う御座います。私自身、「小説家になろう」様にて小説を投稿するのは初めてでは無いのですが、中々執筆とは難しいもので、話があっちこっち行ってしまってはないだろうかと、ひやひやしている次第です。
読者様のお時間をこの小説で有意義にお過ごしになって下されば、誠に嬉しく思います。
私の小説第一話、どうぞご堪能下さい。
【序章-今は昔-】
竜が太陽を喰らう時、世界は戦乱の世に閉ざされる。しかし、その世を終わらせんとする者、光の果てより現れり。その者、世界の王となりて、戦乱の世を終焉へと導かん。
バタッと、重い音を奏でながら、異様に古びたその本は少年の手によって閉ざされた。
「んん~。あぁっ」
大きなあくびに加えて伸びをするこの少年、名をサマトリア=ディーノ。ここは、世界の端に位置する小さな町オリジア。の外れにあるさらに小さな港だ。特大の客船が来ないせいか、そこは小舟3隻停まれるのがやっと、という次第だ。
「本を読んでいる場合では無いぞ!ディーノ!」
言葉に似合わず甲高い声で呼び掛けるのは、魔物の一種。名をサイミン。系統スライム系、種族サイカスライムである。この世界は魔物と人間が共に助け合って成り立っている。であるのならば、何故助け合いの相手に「魔物」という名が付いたのか。それは、千年前へと歴史を遡る必要がある。
AURA FANTASY1【序章】、如何でしたでしょうか。読者様のお時間を有意義にお過ごしになれるような内容でしたでしょうか。
今後も、短い文章となってしまうと思いますが、時間を見つけて執筆していこうと思いますので、次回も、どうかAURA FANTASY1を宜しくお願い致します。
ではまた、ここでお会いしましょう。