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【二話】崩れ落ちる刹那

そして現在

まぁ私の過去ってやつはおいおい話すってことにしよう。

「やれやれ、出会っちまったなぁ、私は俗に言うファントムアサシン…。ま、体良くいえば器物破損常習者（マッドサイコキラー）ってやつさね」

私は片手に握ったブラッドダガーを曲芸師（ピエロ）のように回しながら言った。

よっぽど驚いたのだろう、鳩が豆鉄砲食らったような顔してやがる。

「き、きみは女の子かい？」

「見りゃわかるだろ、このおっぱいが見えねぇのか？」

おっぱいなんて柄にもねぇことを口に出しちまったぜ。こいつがR15たる所以だ。おっとメタ発言はやめとけって？

刹那、男は目の色を変えた……ように見えた。

「そうか、なら僕は君を【コワス】わけにはいかない。」

「ハッ！そうかよ、じゃあ死ね！血雨洗礼（ブラッドレインバプティズム）！！」

「また会おう、ファントムアサシン」

ーーー時間遡行聖夜十字架（タイムリープ・サンタ・クロス）ーーー