1/7
【一話】ファントムアサシン
先生あのね、今日人が死にました。
手が血みどろになって
家に帰って手を洗いました。
そう、それが私の最初の殺人
「闇夜のサンタクロースの鎮魂歌〜ファントムアサシン」
ーーーー3年後ーーーー
「あーあ、出会っちまったか」
そう言って私はため息をついた
「だ、だれなんだ君は??」
「私はファントムアサシン(PhantomAssassin)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
君に話すのはこれが最初だっけ?
何故私がこう呼ばれるのか
そうあれは冬の寒い日だった
降り積もった雪を紅く染めたのは、私が右手に握っている、ブラッドダガーだった。
「さよなら、パパ、ママ。そして世界にサヨナラするの」