第一章)第十五話 4人のL
遅くなって済みませんm(__)m
最近ゲームが忙しくて、書いてる暇がありませんでした
ちなみに、作者の優先順位はゲーム≧小説(読む)>睡眠≧食事>小説(書く)>>>勉強、です
今話から、ちょっとサブタイトルの感じを変えました
それは、俺がギルド加盟からおよそ半年経ったある日に起こった。
その頃、俺はSランクになっていた。半年あれば、まあ、Cランクくらいだろ、と思ったのだが、意外にも、すぐに上がってしまった。Sランクというのは、現段階でできる一番高いランクだ。というのも、もう一つ上のLランクは、大量の条件を満たし、特別な功績をたてたものしかなれないから、不可能に近い。実際、現在Lランク保持者は、たったの4人。
怠惰の大陸 『最恐の怠け者』『悪魔殺し』 プラズマ=ベル
憤怒の大陸 『見えざる力を操る者』『闇の使い手』 メルト=ブラック
嫉妬の大陸 『星降らし』『国崩し』 スターレ=メテオ
そして、
傲慢の大陸 『暁の殺戮者』『金色の夜』『法を無とする者』 ナナヨ=ルシフェル
ちなみに、強さの順番に並べ直すと、ナナヨ≫プラズマ>スターレ≧メルトとなっているらしいが、3年前の結果なのであまりあてにならないそうだ。ついでに言えば、この中で居場所が分かっているのは、プラズマだけらしい。他は、その大陸にいるのかすら怪しい。しかも、プラズマのいる場所が特定できている理由がそいつが全くといっていいほど動かないからという、残念なものだった。
最初から話がとてつもなく脱線してしまったが、とりあえず話を戻す。
Sランクになった俺は、指名依頼を受けていた。指名依頼とはそのままの意味で、依頼者が受注者を指名する依頼のことだ。この依頼は勿論断ることはできるが、受けるとメリットがかなりあるのだ。
まず、ランクアップに必要な依頼必要数がその依頼のランクの2分の1になる。それに加えて、途中破棄、もしくは失敗しても違約金が発生せず、報酬も通常よりも多い。
勿論デメリットもある。
指名依頼は危険性が高いものが多く、細かい条件がつく場合が多い。ついでに、面倒だったりするものがほとんどだ。
まあ、俺にとっては、そんなデメリットは気にする必要はないため、基本的に受けるようにしている。ただ、初依頼で右手の中指と人差し指を粉砕骨折した時は、親馬鹿両親がとてつもなく五月蝿かったので、怪我はしないようにしなければいけない。本当に五月蝿いから。
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今回の依頼は、初依頼の時のミニマム平原よりも更に街から離れたところ、古代樹の森にある古代樹の葉っぱを3枚持ってきて欲しいというもの。
内容だけ聞けば簡単そうに聞こえるが、この依頼を受けるのは普通は自殺行為に近い。
理由としては、まず最初に、この森にはAランク以上の魔物もしくは魔獣しか出ないということ。これは問題ない。ドラゴン達の群れに囲まれてももう対処できるぐらいの腕になっているから。
2つ目に、古代樹の森に入ってから距離が長いということ。これも問題ない。魔法を使えばいい。
そして、問題なのが3つ目。古代樹を守るLランクの魔獣、『グリフォン』のことだ。一つの大陸につき、数体しかいないLランクと戦う機会はほとんどない。というか、ほとんどの人はLランクの魔族なんて、生きている間に見ることはない。そんな相手なのだから、怪我を負いそうで不安だ。まあ、怪我はともかく勝てるだろうけど。
そんなことを考えながら、古代樹の根元までついてしまったのだが・・・
俺はそこで思いもよらない光景を目の当たりにした。




