第一章)社会的に殺す第十四話
先週は部活の大会で更新ができませんでした。
しかも、二週間近くほとんど書いていなかったせいで、結構駄文というか箇条書きっぽくなっちゃいました。
済みませんm(__)m
「この中に、ゴブリンの耳を盗ったやつ3人と、盗ろうとしたやつ4人がいるが、そいつ等7人は、どうされたい?」
その声に、唯一動かせる目を泳がせた者が丁度七人。いや、元々誰が盗もうとしたのかわかっていたんだけどね。
とりあえず、そいつら以外にかけた魔法を解いた。と、いきなりに自由になったために、ほとんどの奴らが転けた。まあ、そうなるわな。
警告に関しては、どうするか。『関節硬化』の魔法を見せた後だから、あんまりやる奴はいないだろうけど、一応警告しておくか。
「一応言っておくが、今解放した奴の中で盗もうとする奴がいたら、そいつもこの7人と同じようにするからな」
その言葉に、その場にいた顔がこわばる。
「勿論、お前らが何もしなければこっちも何もしないけどな」
ほっ、と息をつく奴がかなりいた。というか、こいつら俺の言ったこと正しく理解してないのか?確かに、恐怖が先行しちゃって、それどころじゃないってのはわかるけどさ。それでも、示された情報ぐらいはちゃんと理解したほうがいいぞ。それともあれか?馬鹿すぎて2回言わないとわからないのか?いや、流石にそこまで酷いということはないだろ。そこまで酷かったら、国とか機能しそうにないし。
さて、盗ろうとした7人はどうするか?
厳重注意にしとこうと思ったが、いいことを思いついたからやっぱりやめる。とりあえず、周りの奴への牽制も含めて見せしめに殺しておくことにした。
社会的に
「『風の刃』」
即席の風魔法『風の刃』を7つ展開。『風の刃』は、亜音速の風を刃状に展開し、限りなく細くすることで、切断面の圧力を高めてとてつもない切れ味を実現する魔法。本質は風の塊なので、その刃が見えたりすることはない特性も持っている。その魔法を7人の男(女性がいたらこんなことはしない)のある一点に向かって発射する。そして、ある部分を中途半端に切り裂く。
やるべきことはやった。これでこいつらは33.46秒後に社会的に死ぬ。
「よし、こんなもんかな?」
そう言って、7人の『関節硬化』を解く。先に解いた奴らと同じようにいきなり、自由を取り戻したために、いきなり転ぶ。が、すぐに恐る恐る自分の体を触って、五体満足なのを確認する。すぐに、五体満足なのを確認して、ため息をつく。周りは、「あれ?」という感じで疑問を覚えているが、すぐ気づくだろう。
あと5秒で。
7人の男達は、俺の方を見ながらビクビクしながらギルド内から出て行く。
俺は、これから起こるであろうことを連想して、自然と笑いが漏れた。
そして直後。
「「「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッ!!」」」
「「「「「「「うぉぉッッ!?」」」」」」」
「へ、変態ッ!?」
「露出狂ッ!?」
「ち、近寄らないでくださいッ!!」
ギルドの外がかなり騒がしくなった。
俺のしたことは簡単だ。
まず、『計算行動・第一技・予測』で『関節硬化』解放後の行動を予測して、『風の刃』でズボンとその下のパンツの一部分に、外に出るタイミングの35秒で切られた部分が落ちるように切り込みを入れただけ。
結果、外に出た途端、切られた部分が落ちた。ということだ。
外の音を聞いていた男達は青ざめ、女性は侮蔑の視線を俺の方に送ってきた。
ちとやりすぎたかな?
その後、この騒動のせいでこのギルドの信用が落ちたが、それはまた別の話だ。




