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散らばる次代のエース達。


渋谷


田村の情報・・・


毎週水曜日の夕方、六本木のヤクザ小野が、僅かな兵隊と共に

ジムに通い。そのあと、サウナで汗を流す。


「確かに、ここなら武器も所持してないな・・」龍也

「狙うか、ここ・・・」荒尾


「どうします?チャカ用意しますか?」田村


「・・・目撃者が出るかも知れん、止めとこう・・

 全員覆面で・・・・入れないか・・サウナに・・

 ジムの方狙うか・・」荒尾


「あっ!でしたら、ジムの中にフットサル場があるので・・」田村

「なるほど・・予約しとけ、その時間全部」荒尾


「だが、大人数じゃあ・・・」龍也

「まあ、いつも、向こうは、5~6人だから、

 こっちも、サッカーしそうな格好で、まあ多くて7人位で・・」荒尾


メンバー編成をどうするか?・・・

荒尾、龍也で、二人。あと、五人・・・


「田村、外れろやっ」荒尾

「えっ?どうしてですか?」田村

「・・だな」龍也


最悪の場合を考えて。とくに最近慎重になってる荒尾


「保険だよ、渋殺全員死んだら、仕返しできねえじゃねえか」荒尾

「・・・はい・・では、バックアップに・・」田村


渋殺メンバーは、荒尾、田村を入れても5人しか居ない。


「渋殺と、俺で、5人。あと、ウチから二人猛者出します。」龍也

「ああそうしよう」荒尾


7人でヤクザに襲撃を掛ける。



水曜日の夕方


用意された、いかにも、サッカーですよのユニホーム。

それにスポーツバック。


「武器はこれだけか・・・」龍也


長物は、持ち込めそうにないので、いわゆる防犯警棒。

だが、人を楽に殺せるほどの威力。


「十分だ・・んで。フットサル場から、持ち込んだタオルで覆面して

 ジムに向かう。防犯カメラがある入り口は、自然な感じの帽子などで対応

 襲撃終わって、防犯カメラの無い裏口から、待機させてある車で逃走。」荒尾


「了解」全員


ジムに到着。自然な感じで、入り口をかわす。

全員が、帽子って訳にはいかないので、顔の向きに気をつけ

防犯カメラに顔が映らないように入る。

帽子を深めにかぶった一人が受付に。専用のロッカールームに。


「荒尾さんっ・・問題が・・」兵隊

「どうした?」荒尾


フットサル場を4時間予約しているのだが・・・


「対戦が、決まった~?」荒尾

「すみません、受付で、断れきれずに。怪しまれると、思って・・」兵隊


「まあ。仕方が無い・・四時間あるんだ・・・

 試合を終わらせてからでも、十分間に合う」龍也

「そうするか・・しょうがねえ」荒尾


小野達は毎回3時間はこのジムで過ごす。


ユニフォームに着替えだすメンバー


「こってんな・・」龍也


よく出来たユニフォーム。金掛けてる。田村の仕業・・・

チーム名は・・

池袋ホワイトジョーカー


「なるほど、・・もし見られても、かく乱になるな」龍也

「ははは」荒尾




その頃、


六本木


六本木喧嘩歩兵連隊の様子を見に来た健二

帽子もかぶらず、変装もせず。


「おつかれっす」

「お疲れ様ですっ」


さすがに気づく兵隊達、次々に挨拶して行く


(ほんっと・・・狙われてるのに・・)遠くで健二を見つける佐藤


「大丈夫ですか?健二さん・・六本木に来て・・」兵隊


小野の縄張り・・・

だが、すでに、出来レース・・・・

小野に情報を流したのは健二・・


そして・・・


「多分、今日死ぬから・・」健二

「えっ?誰が・・ですか?」兵隊


「ニヤ~~~」っと、笑う健二


情報を得てないわけが無い



新たにやって来る一人の男


「お疲れさまです。お見かけしましたので挨拶に・・」男

「ああ、ご苦労、店戻っていいよ。お前はなるべく俺達と、一緒に居るな」健二

「でも・・俺もっ・」男

「分散することが大事だ・・俺の派閥・・・

 池袋の池喧のように・・俺の匂いは消せ。お前はまず金を稼げ」健二

「はいっ。」男

「んで、極義会入れや。お前は俺の隠し玉だからな・・もう行けっ」健二

「はいっ。では、また・・・」男

「・・ああ・・京子頼むな・・・」健二

「はいっ。」男


(・・・京子さんの影の護衛として・・・

 そして、新しい男として・・形だけだが・・

 そうか、京子さんも、極義会系・・・

 これが、二人が愛し合っていても別れた理由か?

 健二さんは、20年先を見てる。愚連隊の制覇じゃない・・

 完全なる東京と大阪・・いや、日本のアウトロー社会の全制覇・・・

 愚連隊、暴力団、右翼・・・裏社会のドン。日本のドンへ・・)男


この男も、エースオブドラゴン、六本木喧嘩歩兵連隊次代のエース

本職はホスト。華の49年組。

黒川 虎太郎 16歳 


去って行く黒川を佐藤が見つける


「よおっ。一応彼氏っ」佐藤

「一応って、人の居るとこで言わないでくださいよ」黒川


「ふふ・・やらしてあげようか?」からかう佐藤

「出来るわけ無いっす・・・」黒川


「ははは」佐藤

「姐さんが、いい人見つけるまでの、護衛ですから」黒川


(私にヤクケンの匂いを消さす為・・・

 元カノでも、狙われる可能性がある・・

 まあ、メインは、大花と、付き合ってるから、私と付き合ってる、

 繋がってるとなると、問題・・お互い・・

 なぜなら、今、小野は、私の父の兵隊・・・・)佐藤


一応、敵同士の二人。

お互いの夢へ・・必要の無い関係。愛。




フットサル場


「・・・・やられたな・・」荒尾

「・・ええ・・7人かこっち・・」龍也


対戦相手は・・・


北口幕府。


しかもサッカーする格好じゃない・・

六本木の小野まで・・


「30人くらいか・・・」荒尾

「出口も押さえられました・・」龍也


囲まれる、荒尾達

どこから?情報が小野に漏れて・・・

さらに、なぜ北口幕府?派閥違い・・・



六本木


歩兵連隊と戯れる健二の下に

また新しくやって来た男


「お疲れさまです。今、きっちり、嵌りました。罠に」

「ごくろう。田村っ」健二



東京の・・・クズ。



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