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「君を俺のものに」

「君が他の男のものになるくらいなら、無理矢理だって、君を俺のものにするから」


 普段は透き通った光を放つ彼の美しい青い瞳は、焦げ付くような熱量を持ってどろりと濁っているように見えた。ふ、と浮かべられた彼の笑みは、綺麗で、思わず見惚れてしまうほどに綺麗で、そして昏かった。


「もう迷わない。迷ってる暇なんてないって、よく分かったよ」


 背中の柔らかいベッドの感触と、両手首を握られ、縫い止められる鈍い痛み。対照的なその感触に、眩暈がしそうだった。


「ねえ、リア。このまま君を抱けば、君は俺のものになる?」

 

 私を腕の中に閉じ込めて、彼は微笑んだ。

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