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第19話:波乱の予感

優一

「という約束したんだけどさ、オレはどうしたらいいんだ?」

翌朝学校に登校するとオレはさっそく啓太に聞いてみた。


啓太

「まずはオレの靴を舐めながら一生奴隷のように尽くす事を誓えばいいんじゃないか?」


優一

「今の説明の何処をどう聞いたらその結論に達したんだよ?!」


啓太

「まぁまずは土下座してお願いする所からだな」


優一

「何その仕方ねぇなぁみたいな顔?!」


啓太

「まぁいつもの日課はこれくらいにしとくとして……」


優一

「日課だったの?!凄く嫌だから明日から無しにしろよ!!」


啓太

「やっぱり掃除はしとくべきだろうな、オレとかが遊びに行く場合はそのままでもいいだろうけどさ、後はベッドの下の本と本棚にカバー変えて置いてあるエロ本は隠すべきだな」


優一

「何でそんなに細かく知ってるんだよ!?」

そんな訳でオレは啓太にツッコミを入れながら初めて女の子を部屋に入れるにはの講義を受けていた。




〜美咲視点〜

私は登校すると祐貴からお兄さんの家に遊びに行く事を聞いた…………あの奥手で恋愛に疎い祐貴がお兄さんの家に遊びに行く約束をするとは………


美咲

「そ、それでお兄さんの家には何時行くの?」


祐貴

「まだ決めて無いよ?優一さんにも都合があるだろうしね」


美咲

「なら行く時は私も一緒に行くわ!」

まぁお兄さんなら大丈夫だろうけど、一応男の人だしね、ちゃんと段階踏ませる為にもやっぱり私がついていかないとね!


祐貴

「うん、じゃあ優一さんに聞いてみるね」

私の苦労も知らない祐貴は嬉しそうに微笑みながら言った、まったく………世話が焼けるんだから……とにかくコレはチャンスよ!お兄さんの家で一気に二人の距離を縮めさせてキキキキ、キスくらいまでは出来るようにしてあげるわ!




〜優一視点〜

昼休みになったので購買でパンとジュースを買って啓太と昼飯を食べていると祐貴ちゃんからメールが来た

[From祐貴:優一さんのお家に遊びに行く時に美咲も行きたいって言ってるんですけど、いいでしょうか?]

…………………………………何ぃ!?[初めて女の子を部屋に入れる]が二人になったぞ!

とにかくオレは大丈夫だとメールを打っていると啓太が携帯を取り上げて何やら文章を打って送った。


優一

「何て送ったんだよ?」

疑問に思ったので送信メールを見てみると……

[To祐貴ちゃん:大丈夫だよ、それと昨日の約束は今日がいいから、学校終わったら向かえに行くね]


優一

「何勝手に送ってんだよ!一応掃除はしたけど心の準備がまだだよ!」


啓太

「まぁなるようになるさ、とりあえずフォローするためにオレもついてくよ」


優一

「それもかなり不安なんだけど!」

そんな訳でオレと啓太は学校終わってから祐貴ちゃん達を向かえに行く事になった……

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