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第七話 医務室に勇者を運んでその後の話

 隼人視点と彩花先生視点で別れました。

次は彩花先生視点で進めます


 沙月さんが出てった後、彩花先生が走ってきた。


「林野君!?大丈夫ですか!!」


「先生、林野は気絶しているだけです。今から医務室に運びます。」


「ええ、分かったわ・・・」

俺は先生にそう言ったあと紫苑と一緒に林野を持ち上げた。


「なあ、隼人・・・あの時の沙月の動きは一体何だったんだ?まるで林野があいつを見えてないと思っているようだったぞ・・・」

 林野を医務室へ運ぶ途中紫苑がそう聞いてきた。


「ああ、確かに林野は沙月さんの姿は見えてなかったよ・・・沙月さんは魔法を使って自分を隠したんだよ・・・でもこっちからは完全に見えているから後は林野が僕の言うことを聞いてくれるかどうかだったんだ」


「そうだったのか・・・ありがとう・・・」

 紫苑はそう言うとそこからは黙ったままだった。


 夕方になって林野は目を覚ました。

「う・・・ここは・・・そうか、僕は沙月さんに負けたんだっけ・・・」


「やっと起きたか・・・心配したぞ林野。」


「ははは・・・ごめんよ心配掛けたね紫苑、隼人・・・」

 林野はそう言うと俺達に顔を向けて謝った。


「俺、寧々たちを呼んでくる。」

 紫苑はそう言うと医務室から出て行った。


「林野・・・何処か痛むとこはないか・・・?」


「いや、大丈夫だよ・・・凄いね・・・あれだけ攻撃を受けたのに痛みがもうなくなったや。」


「・・・そうか・・・なら良かった・・・」


「ねえ、沙月さんは?」


「さあな、お前が倒れている間にあそこから出てから姿を見てないな・・・」


 そう話していると医務室のドアが勢い良く開いてそこから寧々さん、菜々美さん、紫苑に彩花先生が入ってきた。


「良かった・・・無事で・・・ほんとに良かったです。」


「すいません彩花先生、心配かけてしまい・・・寧々も菜々美もごめんな。」


「ううん・・・いいよ林野が無事でよかった。」


「そうね・・・本当に無事でよかったわ・・・それとこれ・・・沙月ちゃんからあなた宛に渡されたものよ・・・」

 菜々美さんはそう言うと沙月さんに押し付けられた鈴蘭を林野に渡した。


「菜々美・・・これはもしかして・・・」


「ええ、鈴蘭よ・・・それと沙月ちゃんからあなたと私あての伝言よ・・・『その子らは意思をもつ刀だしっかり向き合って使え。』とのことよ。」


「ああ、分かった・・・でも私って・・・もしかして菜々美も?」


「ええ、そうよあたしは小鴉を借りることになったわけよ・・・」


「ちょ、ちょっと待ってください・・・」

 林野と菜々美が話していた事を聞いた彩花先生の顔がどんどん血の気が失せていた。


「どうかしましたか?彩花先生。」


「菜々美さん・・・沙月さんは本当に『意思を持つ刀』と言ったのよね?」


「ええ、そうですよ。彩花先生。」


「そうですか・・・という事はあの子はあの人の・・・花月の弟・・・いえ今は妹ね・・・」

 どういうことだ?彩花先生は何を言っているんだ?


「彩花先生、一体何を言っているのですか?」


「・・・そうね・・・林野君と菜々美さん以外は悪いけど少し席を外してもらっていいかしら・・・大事な話があるの・・・」

 先生は沙月さんの過去について何を知っているんだ?


「はい、わかりました。寧々さん、紫苑いまは外に出ていよう・・・」


「ありがとう・・・助かるわ・・・」

 その後林野たちは何を聞いたのか誰にも教えてくれなかった・・・


~~~~彩花視点~~~~


さてと、みんなでていったことだし話しましょうか・・・因みにあなた達は沙月と花月・・・彼女の姉についてどこまで知っているかしら?・・・そう菜々美さんはそこまで知っているのね・・・林野君あなたにとってはとてもとても辛くそしていっぺんたりとも信じたくないそんなお話しよ・・・そう、いい返事だわ。だったら話しましょう・・・いい?これから話すことはあなた達の持つ刀にとても深い関係があるし全て真実よ・・・同時に現実で起こることではないような話しよ・・・それじゃあ話しましょうか・・・あの子の悲しい哀しい現実を・・・


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