暗算か筆算か (中学生、高校生向け)
25×64
数学のテスト中にこの計算が出てきたとき、あなたはどうしますか?
おそらくほとんどの人が筆算で答えを出すでしょう。
僕もこれは筆算を行います。
しかし!
それだけではだめです。1話目でも書きましたが、「紙上と脳内での並行演算」
が理想だとぼくは考えています。というより、常日頃からそうしています。
25×64
一見すると難しそうな計算ですが、
25×4×16
こうみると簡単ですよね?
64を16×4に分解したのです。
25×4=100
を先に計算して、100をつくると
後は16×100をするだけ。
正直、筆算もたいして時間のかかる作業ではありませんし、
正確さと速度の兼ね合いを考えれば筆算の方が良いのでしょう。
なので、メインの計算は筆算で行います。
ここからは想像なのですが、25×64の「6」を書くあたりから
ぼくは暗算での計算を始めると思います。そして筆算の横棒―――を引き終わるあたりで答えを出すでしょう。
その後もしっかりと筆算を行いますが、「暗算」と「筆算」の両方を行うことで正確性をあげているのです。
もちろんこれは簡単な計算の場合ですが、
「答え」に対する大体の予想を立てておくというのはとても大事なことです。つねに脳を回転させながら問題をときましょう。
下に暗算で解ける二けたの掛け算をまとめてみます。
①10の位が同じ。かつ、1の位を合わせると10になるもの。
方法:言葉で説明するより、自分で規則を見つけた方が早いです。下を見てください。
36×34=1224 (12 24)
67×63=4221 (42 21)
47×43=2021 (20 21)
81×89=7209 (72 09)
②値的に近い数字。かつ、その差が偶数。
81×79=(80+1)(80-1)=6399
67×61=(64+3)(64-3)=4087 (平方数を瞬時に計算できる人向け)
58×62=(60-2)(60+2)=3596
他にもあるかもしれませんが疲れたので寝ます★
ではでは。