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生まれ変わったら神樹だった  作者:


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心配し過ぎフィーレさん

王子でっかいたんこぶ出来て気絶しちゃったな。

これに懲りて俺たちにケンカ売るの止めてくれないかなぁ。

まぁ多少なりは力の差を見せられたし……恐怖も植え付けれたかな?

うんうん、これで一安心だな!


王子のお付きの者たちが慎重に王子をドームの外に運び出す。

ほう、確かにドーム出たら王子の頭に出来たたんこぶもすっかり消えたな。


「ウルトル様ぁ!お怪我はないですかぁ!!」


上の階で見ていたはずのフィーレさんがいつの間にか降りて来て、俺の体をベタベタ触り怪我がないことを確認する。いや、一回も攻撃くらってなかったの見てたでしょうに。

フィーレさんに続いてフォルクス、そしてなんとエルベルド王まで降りて来た。

いや王様、息子の方に行かなくてもいいのかよ……


「いやぁ、お見事です。ウルトル様、私の見込んだ通りでしたよ。」

「うむ。まさかオスニエルを下すとは……ウルトルよ、お前はもしや加護持ちではないか?」


やっぱりそう考えるよねぇ、王子は確か炎神の加護だったっけ?それに対抗できるのであれば俺も加護持ちと考えたのだろう。

その考えはあっているとは思うのだが、俺はどっちかというと加護を受ける側ではなくて与える側なんだよな。

王様、あなたの目の前のメイドいるでしょ、彼女だよ。加護持ち。

しかしそんなこと言えるはずもないので……


「どうなのでしょう、私といたしましても記憶がございませんし、ステータスを見ようと鑑定紙を使っても鑑定できませんでした。」

「む、むぅ。そうか、しかしあれほどの力だ。加護持ちではないということは無いだろう。」

「そうですね、私もそう思いますよ。ウルトル様、ツタと木刀を使っておりましたし、神樹の加護ですかね?」


フォルクスさん、正解です。


「さぁ私には何とも。」


こうなったらとことん記憶喪失に甘えさせてもらうぞ!僕加護とか全然わからないただの一般的な極普通な孤児だよ!だから加護とか分からないなぁ!!

ここの王族とその関係者、子供だからと信じやすいみたいだから助かった。

じゃ、これでこの話は終了ね!下手に話してボロ出したくない。俺もだし、フィーレさんも。


「じゃあフォルクスさん、約束。よろしくね?」

「えぇお任せください。」

「む?フォルクス、何か約束でもしたのか?」


おや、エルベルド王には何も話してなかったのか、フォルクス。

いくらでも話す暇はあっただろうに何しているんだ直属執事!


「はい、今回の決闘を受けていただきましたらこの国の名所に連れていくよう約束を。」

「ふむ、名所案内か。しかしウルトルよ、それだけでいいのか?お主には迷惑をかけたのだ。望むのであればそれなりのものを……」

「いえいえ王様、私にはそれが一番いいのです。ルーマル領はのどかでいいところですが、如何せん名所という名所が御座いませんので一度他の土地の名所を見てみたいのです。」


あの花畑の事は内緒だ。あれは秘密の花園として一部の人だけが知っているからこそいいんだ。キイにも怒られそうだし。


「そうか。お主がそれでいいのであれば……そうだ、フォルクスよ。祠に連れていくがよい。」

「祠ですか?しかし、あの場所は……」

「構わぬ。これぐらいは見せてやらぬとな。」


ほう、祠という事は何かしらの神を奉っているという事か?

そりゃ面白そうだ、是非見せていただきたいな。2人の会話から察するに普通の人じゃまず立ち入ることは禁じられているところなんだろうな。

これは嫌な思いをしてまで決闘をした意味があったな。

あぁ、物に関しては本当に要りません。どうせ使い道のない物渡されそうだし、それなら恩を売っておけばいいかなと思ってみたり。


それにしてもフィーレさん、本当にもういいから、いつまで怪我確認しているのさ。

確かにあの鳥はちょっと凄かったけど!……でもあれ、フィーレさんでも余裕な部類に入るでしょ。

フィーレさんならワンパンで鎮められそうだから怖い。それが冗談に聞こえないからなおさらに怖い。


「じゃあ俺たちはこれで御暇いたしますんで、フォルクスさん、また昼にでも来てください。その時は姉と一緒に案内してもらいますよ?」

「えぇ、了解しました。」

「それでは、エルベルド王。失礼いたします。」

「うむ、いつかお主の過去やステータスを知れる時が楽しみだぞ。」

話すなんて一言も言ってませんよね、王様……ステータスに関しちゃ俺の方が見たいんだけどね。


「ほら!フィーレさん、行くよ!いつまで確認してるの!」

「だってだって、もしウルトル様に何かあったら怒られるの私なんですよ!?普通に心配でしたし!」


それなら試合開始前に腕をぶんぶん振っていたのは何だったのか。

あれ、俺が絶対勝てると確信しているからこそした行動じゃなかったのかよ。それとも途中までは思ってたけどあの鳥を見たら嫌な予感がよぎったのか?


「大丈夫だって、それに怒られるって父さんなら俺が言っておくから……」

「違います!ラディ様じゃなくてユッテ様やアイヴィーに怒られるのが嫌なんです!」


……確かにあの2人を怒らせたら怖そうだよね、更に言うとレナさんも怒らせたら怖そう。というか俺が人間態になったとき、レナさんが怒ったの見たけどあれは怖かった。


でもこのままじゃ動きづらいんで引っぺがして引きずって連れて帰りました。

しっかし、フィーレさんってこんなに心配症だったっけなぁ……


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