ウルトルのス�〒�ー���夕��ス��
色々ツッコミどころはあるから1つずつ片付けていこうか。
まず攻撃力とかそこらだけど……これヤバくないか?この世界のステータスは初めて見るんだが、4桁はメイドが持ってもいいステータスなのか?
しかも称号に戦闘狂とかあるし。フィーレさん生粋だったのかよ。
でも魔力は低い方なんだな、いや、そこまで強かったら完璧超人過ぎる。
スキルの方も極武闘?刹那の見切り?マルチウェポン?剛腕?おかしいな、俺はどこの熟練冒険者を鑑定してしまったんだ?
そして見習い家事掃除ってフィーレさんメイドだよね?俺が生まれたときからいたよね?それなのに未だに見習いって……そっちの才能は無いのか。
称号は領主のメイドが一番最初に出ているという違和感。これ最後でもいいんじゃないか。
そろそろ触れてもいいよね。
何だよ、このスキルの樹木操作と神樹の加護に称号の神樹の加護を受けしものって、これ明らかに他のスキル・称号と違って場違い感がする。
それに神樹ってどう考えても俺関係だよな。
……俺、フィーレさんに何かしたかな?
「ウルトル様、ウルトル様。私のステータスどうでした?私にも見せてくださいよー!」
っと、俺だけ見ていたか。そりゃフィーレさんも自分のステータス気になるよな。
「ごめんごめん、ハイ。」
「ありがとうございます!えーっと……うん。変わりないですね!」
「待って待って。おかしい、おかしいよフィーレさん。」
明らかに変わっているところがあると思うんですけど?明らかにフィーレさんが生きてて身につかなさそうなスキルと称号があるんですけど?
「え?何かおかしいところありました?……ん?あれ?私こんなスキルありましたっけ?」
あ、やっと気づいたのか。でもフィーレさんにも心当たりがない模様。
「フィーレさん、何か思い当たる節ある?」
「んーそうですね。……あっそうだ。」
失礼ながらフィーレさんは思いつかないまま終わると思ったが、何か思い出したようだ。
「王都に来る途中も言いましたけどウルトル様にあの果実貰ってから調子よかったんですよー多分それじゃないんですかね?」
あぁそう言えばフィーレさんにいちごあげていたなぁ。あのいちごって確かいつも水をくれるフィーレさんに労いと言う意味を込めてあげたんだっけ。
あれは確か手の傷を見た後に生成したから少しでも元気になるようにって思いを込めたんだが……それが原因か?
「あれ?でもそれだと……ウルトル様って神sむぐっ!?」
あっぶな。店の主人は作業をしていて聞いていないみたいだな……神様言われる前にフィーレさんの口を塞いでよかった。
「フィーレさん、それは内緒でお願いします。ホントマジで。」
小声で言うとフィーレさんはコクコクと頷いてくれた。うん、信用しよう。
しかしフィーレさんに気付かれてしまったか。いやまぁ、身内に知られる分にはいいんだけどさ。これは帰って絶対ラディさんとユッテにも試してみなきゃな。2人も俺の作った果実を食べていたはずだ。いや、レナさんも食べていたな。
うん、この話は一旦ここで区切ろう。
次は俺のステータスだ。ひそかに楽しみだったんだよなぁ、神の俺はどんなステータスで表記されるのか、今から楽しみで仕方ない。
俺はフィーレさんに鑑定紙を渡す。
「ほら、フィーレさん。鑑定、鑑定して!」
「フフッ、ウルトル様子供みたいにはしゃいじゃって。」
おっと、これは恥ずかしい。でも察してくれ、自分のステータスはぜひとも知りたい。わくわくもするさ。
「じゃ、行きますよー!」
フィーレさんの持つ鑑定紙が俺の額に当たる。
さーってなーっにかななーにっかなー
いやぁ心臓が高鳴るなぁ!早く確認したいなぁ!
「ふぇあ!?」
「んっ!?」
「な、何だ!?どうした!?」
突然のフィーレさんの奇声に俺も店主もぎょっとする。
ぴらっと俺の額とフィーレさんの指から離れ、地面に落ちる鑑定紙。
なんでフィーレさん奇声を上げたんだ?そんなにキチガイステータスでも載っていたのか?そう思い落ちた鑑定紙を覗き込むと
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���木�木��羅���象�������
������ネ��申 ���木������
�����車�云 ��生���土�ノ�日�
我ながら背筋がゾッとした気がした。何だこの鑑定紙、真っ黒に染まっていると思ったが違う。
字が動いている、羽虫の如くゾワゾワと蠢いている。
この鑑定紙に釘付けになっているのは、俺だけではなくフィーレさんも店主も固まってこの鑑定紙を見ていた。
しばらく文字は蠢ていていると時間が止まったようにその動きが止まった。かと思うと鑑定紙そのものがボロボロと崩れ始めたではないか。
何なんだこのホラー映像は!?




