第2話:二重人格
家に帰り何もなかった二人を安心してみていた親たちがいました。
そして次の日、また元気よく遊ぶ二人でした。けれど功助は彩加に、
「まだその指輪つけてんのか?いい加減捨てたらどうだ?絶対呪われてるって!」
そういう功助の言い分に彩加は、
「この指輪指から抜けないの…」
そう言った彩加をびっくりした目で見た功助は、
「本当か?本当に抜けないのか?だからあの時捨てろって言ったのに…」
「ごめんなさい…」彩加は涙目で言いました。
「やばっ」
と思い
「ごめん…言い過ぎた…彩加の方が辛いもんな!はずす方法一緒に考えようぜ!」
と彩加にいいいろんな事をしました。
けれど指輪は抜けず…
7年の月日が立ちました。彩加と功助は、めでたく同じ高校に行くことになりました。
「彩加去年も駄目だったな…今年こそはきっと外れればいいな!」
と言う功助に彩加は、
「うん。早く外れてほしいね…」彩加のそっけない返事に功助は、
「また俺に隠し事か?隠し事は俺ら二人の間ではあかんっていつも言ってるだろ!」
と言うと彩加は、
「そうだね!ごめん」
そして、功助は、
「でっ今回の隠し事は?」
「私の中に紗奈由って娘がいるの!二重人格ってやつ!」
功助は驚きのあまり声が出ませんでした。「指輪が外れないよりすごい事になってるな…おばさんは知ってるのか?」
「まだばれてないんの!すごいでしょ!」
「ある意味な…ってさりげなく自慢すな!大変なことだぞ!!」
「ごめん…」
「彩加その紗奈由って奴に変われるのか?」
「うん、大丈夫だよ!じゃぁ変わるね…」
「功助君初めまして…」