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♨️『チョコ封印と湯けむりの三勇士』

作者: 山本 誠司

よし、じゃあいくよ――

チョコアイスなのか、呪物なのか――謎に包まれた甘味あまみをめぐる、ゆるくて壮大な冒険譚!

ここは誰もが疲れを癒しに訪れる、銭湯の桃源郷――**湯幻郷とうげんきょう**。

ある日、脱衣所に**謎の物体**が転がっていた。


丸くて、ねっとりと光っていて、香りは…甘い。だが、目を合わせるとめまいがする。

「これは呪物だ!」と騒ぐ者が出る一方で、「チョコアイスだろ」と言う者も。


結局その場は騒然となり、町の守護役である3人の勇士が呼ばれることとなった。


---


### 【登場人物】


- **クロハ**:湯を司る巫女。どんな泡も浄化できるが、チョコに弱い。

- **黒龍の紐くん**:昔は呪物、今は忠犬系巻きもの。ツッコミ役。

- **ナマタニさん**:伝説の桶バトラー。ひ孫からは「湯聖ゆせい」と呼ばれている。


---


### 【第一章】チョコアイス、封印されし過去


黒龍の紐が“物体”に近づいた時、封印の記憶が呼び覚まされた。


>「あれはただのアイスじゃない…“願いを叶える甘味の呪珠”だ。かつて世界を滅ぼしかけたスイーツ…!」


どうやら100年前、この銭湯に現れた**スイーツ魔導師・キャラメルノヴァ**が作った禁断のデザートだったらしい。

誤って転がされたことで、今ふたたび力が目覚め始めていた。


---


### 【第二章】チョコ、暴走


チョコは湯気を取り込み巨大化し、**「チョコゴーレム」に変化**。

サウナ室を突き破り、ジェット風呂を乗っ取り、ミントの香りを撒き散らす!


クロハは泡の結界を張り、紐くんは自らチョコに巻きついて吸収を試みる。

ナマタニさんは静かに言った:


>「このチョコ、昔わしが落としたやつかもしれん…」


一同「それが先に来る話だよ!!」


---


### 【最終章】湯と絆の融解


クロハが手をかざす。

>「願いが込められているなら、きっと壊すだけじゃない道がある」


チョコゴーレムの内部にあったのは、小さな紙切れだった。


>「また一緒に、お風呂入りたいな。―おばあちゃんへ」


それは、ナマタニ少年が初めておばあちゃんと湯に入った思い出…そして叶わなかった約束だった。


クロハが涙とともに願いを癒し、チョコはふたたび甘く静かなアイスに戻った。


今も湯幻郷の冷凍庫の奥には、そっと保管された一粒のアイスがある。

いつか、願いの続きを見る日まで――


---うんうんうんこ

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