表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

展開が早すぎて一息つく暇もない…!こちとらただの一般女子高生なんですけど!?

遭難したら獣に注意!





私の名前は無花果(イチジク)華無(カナ)

日本人の普通の女子高生だ。

よく食べよく笑いよく遊ぶ、普通の女の子だ。




もしも、もしもだけど。。


戦闘経験も、サバイバル術も、

ましてや体術さえも知らないただの一般人の女の子が

いきなり森の中に一人になったらどうなる?




そんなの答えは一つのみ。

遭難して死ぬだけだ。





いや、いやいやいや落ち着け…!諦めちゃいけない…!

救急隊が来てくれるかもしれない…!




まだ希望を捨てる時じゃない。






…う~ん…。でもなあ…。。



耳を済ませなくても聞こえてくる

何だか分からないけど凶暴な事は分かる獣の声に

ムシムシと照るつける太陽。


いや待って。太陽って緑だったっけ?

太陽ってオレンジ色の筈じゃ…??

もしかして暑さで熱中症になってるのか??

これは幻覚…!?




とっ、兎に角!

私が居るここはジャングルっぽい事は確かだ。

辺りを見渡しても緑緑緑緑!緑だけだし!




そもそも私なんで森に居るの?

だって私さっきまで…。




そこまで考えて不思議に思った。













あれ?







私さっきまで何してたんだっけ…?







ヤバイ。記憶があやふやだ。






これはもう熱中症になってる…!

早く水を飲まないと!



でもさっきペットボトルの水は

飲み干しちゃったしどっかに川とか無いかな?




って探してるけど全然見付からないし

これもう動かずに

ジッとしてた方が良いんじゃない?

余計に体力削っちゃうし…。




遭難した時ってどうするんだっけ?

こんな事なら遭難マニュアル本でも

借りて読んどけば良かった。


“ジャングルで遭難した時の方法”ってさ。










………いやそんな方法試す機会ないし普通は読まないよね。




て言うかたぶんそんな本売ってないわ。

ジャングルでの生活とかの方が売ってそう。




ふと暑くなった頭を触ってみると

滅茶苦茶熱かった。




やべえ熱したフライパン並みにやべえ。

絶対今私の頭の上にフライパン置いたら料理出来るわ




あまりの熱さに危機感を

感じ始めているといきなり前方の草むらが大きく揺れた。








ーガサガサガサッ!







……何か……居る?





鳥かな。食べれるかな。

鳥だったら食材GET出来て良いな…。



鳥来ないかなーなんてボーッと見ていると

草むらから青い毛並みをした虎が出てきた。














青虎

「ガルルルルルルァッッッッ!」







牙を剥き出しにした大きな虎が








きっと、この時の私は暑さで意識が朦朧としていたんだろう。




こっちに襲いかからまいとしている

毛色が不自然な虎をおかしく思うでもなく

怖がるでもなく、

ただ目の前にしゃがんで手を広げ_





















「おいで!」




と迎え入れた。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ