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剣聖と勝負&王女と………

「ん?ここどこ?また死んだ?見知らぬ天井だ。」

(このセリフ言えた!)


「あら面白いこと言うのですね。」


「え?誰?」

そこにはまさしく金持ちというような華奢な少女が立っていた。


「紹介遅れてしまいました。私、この国の王女です。名前はルネで18歳です。


「…………………………」は???イッツジョーク?じょーくだよね?あれ?こうじょってなんだっけ?


「黙られますと困ります。なんか喋ってください!」


「あ、ハイ」

頭の中が?ばっかだ。


「先程はキングオークから守ってくださり、ありがとうございました。」


「きんぐおーく?ああ。あの怪物のことですか。その件なら大丈夫ですよ。それよりここどこですか?あとなんで俺は倒れたんでしょう?」


「ここは王都です。この世界の中心部とでもいったところでしょうか。あと、貴方はレベルアップ酔いとゆうものですね。いきなり、強い魔物を倒したため体が強化に追いつけなくなってしまったんでしょう。」


「ふーん。」

レベルアップ酔なんてあるんだ。


「貴方の剣技、騎士たちがいっておりましたよ。あの方の剣技はまさしく蝶のよう。華麗な剣技に素早さと力強さ、すべてが備わっており、剣聖にも勝るほどかもしれないと。」


めちゃくちゃ褒められた。


「失礼します。」


「あっ!剣聖のアリスさん。どうぞこちらに」

金髪、青い目、美人………異世界ぱねえ!

「アリスさん、突然ですが、この方と戦ってみてはどうでしょうか?」

うーん。とアリスは悩んだ感じである。

「いいでしょう。戦います」

俺の意見は聞かないの?ねえ!俺の意見は!


「それでは訓練場にいきましょう。」

訓練場……広っっっ!………


「それでは戦いましょう。貴方の名は?」

「隆二だ。よろしく。」

アリスが木刀を渡してきた。木刀での勝負か。

「リュージ………それでは戦いましょう。王女様、合図を」

「分かったわ。それでは…始め!」


剣聖は合図とともに、一瞬にして間合いをつめてきた。初めの攻撃は格闘技だった。

(こいつ、格闘技もできるのか!面白え!!もっともっと俺を追い詰めてくれ!)

「はっっ!」

剣が頭に触れそうになる。ここだ。

攻撃反射(パリイ)から瞬剣」

剣聖アリスの攻撃をそのまま受け流す。それから木刀を投げつけるようなスピードで相手の急所を突く。しかし、アリスも負けない。攻撃反射(パリイ)には驚いたようだったがアリスにも策があるようだ。


瞬剣

瞬時に間合いを詰めて相手の急所を突く技。隆二の自作。


「なるほど。あなた、魔族ですか?こんなに優れた攻撃反射(パリイ)初めて見ました。」


「そんなもん知らねえよ」


次はアリスが攻撃を繰り返してきた。無駄のない動きで剣を振る。

(なるほど。流石は剣聖だ。)

攻撃反射(パリイ)だけじゃあつまんねーな。反撃しますか」

その言葉とともに俺は「縮地」と言う技を使用した。


縮地

相手との距離を大幅に縮める技。


「は?俺の縮地こんなに速かったっけ?」

疑問を抱いた。現実世界じゃあ縮地はあんまり意味がなかった。ただ距離を縮まるなら走るだけで良かったからだ。

(そういえばさっき、王女様が身体能力が強化されるだなんだ言ってたな。)

「なっ!」

縮地によって相手との距離感覚を一瞬失ったアリスはそのままバランスを崩して倒れてしまった。

(リュージ……何という強者)

「大丈夫かあ?アリス。」

俺は転んだアリスに手を差し伸べた。

「心遣いありがとうございます。私の負けです。」

アリスは素直に負けを認めた。

「お二人とも凄いです!リュージさんは特に目で追えなかったです。」


「そりゃありがとうございます。」

そこまで珍しくないと思うがね。


ここで剣聖は退場した。


「ところで、私と結婚してくれませんか?」


「は?」

けっこん?けっこ、 ん?

「王女様、いくらなんでもそれは」

「私じゃダメですか?」

俺の言葉を遮ってまで……しかも上目遣い!

「理由聞かせてもらってもいいですか?」

「はい!まず、もの凄く強いところとです。キングオークから助けてもらった時から一目惚れしていました。しかも、優しそうなところです。その他には」


「もういいです。大丈夫です。分かりました。考えさせてください。」

「え、駄目なんですか?え、グスっ」

泣き出してしまった。もうこうなったら、

「分かりました」

「ありがとうございます!!」

くっ女王……嘘泣きだったのかよ

「じゃあ今度から私のことはルネって呼んでください!あと敬語は禁止です!」

ま、負けた。子供相手に大人の俺が負けた。

「分かったよ。ルネ」

すると、ルネは顔を赤らめた。なんで?

「……それでいいです」

声も小さくなった。え、俺なんか悪い事した?え、なんで?

「…………それよりこの世界には剣の道場とかあるのか?」


「ドージョー?剣の訓練所ならありますよ」

訓練所って言うのか…。へー。

「王都で一番強い訓練所に紹介してくれ」

「え!それはやめた方がいいですよ!」

「え、なんで?」

「師が強すぎて生徒いませんし、生徒が師と戦って大怪我したなんて毎回ありますよ。」

面白そうな師がいるもんだな。

「それでもいいから教えてくれないか」


「はい。それなら………………」







「ここか。ある意味有名な訓練所は。思ったより質素だな。失礼まーす。」


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