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小学校編Ⅰ~急展開の小学校~

本日は、小学校の入学式である。学校は、自宅から徒歩5分くらいで非常に近くとても気に入っている。

新たに買った。礼服に身を包みありきたりな黒のランドセルを背負う。


「学くん、おはよ〜」

「あ! 言葉ちゃんおはよ〜」

「小学校楽しみだね〜みんないい人だったらいいね〜」

「そうだね〜」


そろそろこの喋り方もやめて元の喋り方に戻すか。急な変化で目立たないようゆっくりと。ここ重要!

まぁ、今は、そんなことより平和な生活を送れるよう祈るばかりである……




校長の長ったらしい話に飽き飽きしながらも入学式を終える。しかし、いつの時代も校長の話は、長い。

噂によるとあの話には、台本見たいのがあるとか聞いたことあるけど本当なのだろうか。

まぁ、そんなことは、どうでもいい。覚えているだろうか僕は、約3年前のこの時期にとある黒歴史を残していることを……そう、自己紹介である。幼稚園入学時の自己紹介は、自分の中で自己紹介では、なく事故紹介として刻まれている。僕は、同じ轍は踏まない。ここでしっかりと相手の印象に残らず今後の生活にプラスにもマイナスにもならない自己紹介をしなければならない。


「じゃあ、出席番号1番の人から自己紹介してくれ」


いよいよ始まった。前回の教訓としては、自己紹介において動揺は、命取りであるということだ。

どんなとんでもない状況でも冷静にステイクールである。何も考えず冷静にそっと自分番を待てばいい


「はい、次佐藤自己紹介を」

「はい、僕の名前は、佐藤学です……えぇ……」

「ん? 佐藤どうした」

「あ、いや……」


冷静になることに集中した結果、自己紹介の中身を考えるのをわすれた。そして学は、前回と同じ轍を踏むどころか踏み潰すレベルの失敗をしたのだった…………




あれから数ヶ月がたった。周りからは、自己紹介できょどった人と印象がいまだに抜けていない。

しかし、そんななか一人だけそんな印象を持たず近づいて来てくれたやつが一人だけいた。


「なぁ学、今日遊ばね? 公園で。あと言葉も誘って」

「あぁ、いいよどうせ暇だしな」


積極的に僕を遊びに誘ってくれるこの少年は、土屋 大地(つちや 大地)。身長が高くガキ大将というか、兄貴っぽい感じのやつだ。小学校で最初に出来た友達だ。

近頃家の本を読破してしまったので暇なため良く人遊ぶようになったのも仲良くなった要因の一つだろう。


「誘っといておかしな話だが、もう公園でやれることは、やり尽くしたよな」

「まぁな…………たまには、川でも行ってみる?」

「お! それいいな! じゃあ放課後校門待ち合わせな」

「OK、言葉ちゃんも誘っとくわ」


話し合いの結果本日の遊び場は、近くの川となった。でもこの川岸のあたりでも今の僕くらくらいならすっぽり入るくらい深いんだよな……




「さて、川まで来たが学と言葉は、したいことあるのか?」

「うん〜そんじゃ水切りなんてどうだ」

「あ! 私もそれやりたいな〜」

「水切りするなら石探しからだな」

「それならそれぞれで集めて後で見せ合いっこしない?」

「じゃあ、10分後にここ集合な」


各々で石を探し出す。水切りにいい石って見つけようと思うと見つからなくて何も考えず歩いてる時に限っていいの見つかるんだよな〜

「あ、いいのあった……あ、これパッとみは、いいけど取ってみるとむっちゃゴツゴツしてるやつじゃん。あるあるだな」


ぼっとしながいい石を探していると目の端に岸のギリギリの位置から手を伸ばして石を取ろうとしている

言葉ちゃんが見えた。


「あ! 言葉ちゃん滑りやすいから気をつけて!!」

「え?」


その瞬間言葉ちゃんが足を滑らせ川に落下する


「やば! あそこあしつかないぞ!」

「だめ、足……つかない……助けて」














次回……学たちは、言葉を助けられるのか

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